滑らすヴェルヴェット 誘うスネーク
エデンのテイスト X X X take me high

出典: XXX/作詞:hyde 作曲:hyde

ここで、先ほど記述しました「アダムとイヴの物語」が登場します。

「誘うスネーク」とはまさに悪魔の化身である「ヘビ」です。

そして「エデンのテイスト」とは、知識の木の果実の甘くて美味しい味の事ですね。

キスはあのアダムとイヴが誘惑されてしまったような、「禁断の果実を口にする」という表現です。

禁断のキスで私を高めてほしい。

そんな事がこの歌詞に表現されているのではないでしょうか。

ドキドキして、ハラハラする恋愛ストーリーは結構女性に好かれます。

恐らく、禁断の先を見れることが刺激的だからでしょう。

そんな刺激的で危ない「キス」を歌っているのだと感じました。

空を飛ぶようなハイな気持ち

Flying 酔いしれて 既にmore
甘いアディクション 1 2 3 夢中へ
I need it...the kiss

出典: XXX/作詞:hyde 作曲:hyde

完全に虜になってしまっている様子がわかります。

一体どんな素敵な男性なのでしょうか。

女性はキスをしたことで空を飛んでいるようなハイな気持ちになっています。

それは、甘くて中毒性が高いので「もっともっと」と更に求める。

1、2、3のカウントで簡単に夢中になってしまうのですから、危険以外のなにものでもありません。

そんな危ないキスがこの歌詞の女性には必要だということでしょう。

なんとも紫色の様な、ピンク色の様な世界が見えてきそうです。

少女目線?

Feel 愛しい ほどに ねぇ 感じる so dizzy
Feel 切ない 息を忘れるほど oh oh oh
ねぇ 醒めない 夢へと 沈めて my wish
ねぇ いつか 羽化して蝶になったら oh oh oh
Darling もう帰れない

出典: XXX/作詞:hyde 作曲:hyde

相手の事を愛おしく感じてたまらない様子がわかります。

本気で相手を好きになった時、それは言葉にならないような感覚になる。

呼吸すらも忘れてしまいそうなほど相手に夢中です。

そして、その瞬間がまるで夢のような幸せな瞬間で、永遠に続いて欲しいと願います。

羽化して蝶になる」これは幼虫から成虫へと変わる瞬間です。

幼虫は人間でいえば「子供」、成虫は「大人」ですね。

この曲はまだ子供である少女が大人になろうとしている瞬間なのかもしれません。

初めて魅惑的なキスを経験し、感情が高ぶっている少女はこのまま「女」になることも考えている。

そして、そうなったらもう少女の自分には帰れない。

女性ならきっとわかる感情なのかもしれませんね。

「XXX」歌詞考察2

全ての罪の始まり

Everybody Original Sin

出典: XXX/作詞:hyde 作曲:hyde

「Original Sin」これは「原罪」です。

「原罪」とは、アダムとイブが禁断の果実を口にし神からあたえられた罰。

つまり、全ての罪の始まりという事になります。

人はみな、誰かを愛することで「原罪」を犯しているという例えなのでしょう。

キスの魔法?

I feel 愛しい ほどに ねぇ 感じる so dizzy
Feel 切ない 息を忘れるほど oh oh oh
ねぇ 願いをきいてdream 時間よ 止まれ
ねぇ 瞳 閉じたらきっとこれが oh oh oh
Darling 最後のキスなのね

出典: XXX/作詞:hyde 作曲:hyde

幸せで愛おしい瞬間はずっと続くわけではありません。

そうだとわかっていても、ずっと続いてほしいと願う。

時間が止まればいいのにと願う気持ちはきっと皆さんも経験したことがあるかもしれませんね。

瞳を閉じると最後のキスになるというのはどういうことでしょうか。

朝目が覚めると彼はもう隣にいない

あるいは、少女は死を悟っているのでしょうか。

本当の答えはわかりませんが、もしかすると少女の夢の中のお話かもしれません。

または、禁断の恋愛をしているのかもしれません。

きっと女性が抱く「キス」に対する感覚を色んな目線で考えられる歌詞なのかもしれないですね。

「XXX」収録CD情報