NHKドラマ主題歌としても話題に!
宮本浩次が歌う「愛の歌」とは?
宮本浩次は人気バンド・エレファントカシマシのボーカリストです。
2019年からソロ活動を始めた彼によって、2020年9月に発売されたシングル。
それが今回ご紹介する『P.S. I love you』です。
今作は、NHKドラマ「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」の主題歌としても起用されました。
曲タイトルの意味は、「追伸、愛してるよ」。
宮本浩次は一体この曲で、誰に対して愛を伝えているのでしょうか?
MVはこちら!
歌詞をチェックする前に、ぜひあわせてこちらのMVも見て頂ければと思います!
楽曲の映像は、この歌を歌う宮本浩次本人のみが出演する非常にシンプルなもの。
歌を歌唱しながら、どうやら彼は誰かに手紙を書いているようですね。
どんな言葉を使えば、どんな文字を書けば、この思いを相手に伝えられるだろうか。
誰かに手紙を書いたことのある方であれば、きっと一度は思い悩んだことがあるのではないでしょうか。
彼がこの映像で、どんな手紙を書いたのかはわかりません。
ですがきっとその文末には、『P.S. I love you』の一言が書き記されているのでしょう。
さて、それではここからはそんな楽曲の歌詞を解説していきたいと思います。
この曲で一体、宮本浩次はどんなメッセージを歌っているのでしょうか?
なお一部重複する歌詞については、省略しながら解説させて頂ければと思います。
早速歌詞を見ていこう
辛く苦しい時こそ輝く、もがく人間の美しさ
ああ 愛してるぜきみを P.S. I love you
例えば若き日の夢が 悲しみと交差するとき
その時から人のナミダが 希望を語りはじめるのさ
悲しみの歴史それが 人の歴史だとしても
ああ やっぱ何度でも立ちあがる人の姿は どこかまぶしい
出典: P.S. I love you/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
今を生きる誰しもに、必ず若い頃はありました。
どれだけ偉い社長さんでも、先生と呼ばれ大勢に慕われる人でも、あなたのお父さんやお母さんも。
誰しもに若い頃があり、そして辛く苦しい壁にぶち当たり何度も悲しみに暮れた時がありました。
自分の目標や夢に向かって今まさに頑張っている人々も、この記事を読む方の中にはいることでしょう。
そしてその中には、きっと大きな障害を乗り越えようと懸命に努力している方もいることと思います。
ですが残念ながら、どれだけ努力をしても懸命に挑戦しても報われないことだってあります。
今まで生きてきた中で、そしてこれまで生きていく中で。
たいていの人は、嬉しい時や楽しい時より、辛くて苦しくて大変な時の方が多いのです。
それでもなお立ち上がり歩き続ける、そんな人間の姿は美しい。宮本浩次はそう歌っています。
足を止めていても、時は待ってくれないから
雨の日傘をさすように 歩いてゆこう
ゆこう ゆこう 大人の本気で さあ 立ち上がろう
出典: P.S. I love you/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
人生、晴れの日もあれば雨の日もある。
悲しみに暮れていても、どんな無力感に襲われていても。
それでも人には、歩みを止められない時があるのです。
立ち止まって蹲っていても、時間の流れは人を待ってはくれません。
どれだけ雨が降っていようと、その中を歩いていかなければならないのであれば。
濡れていくより、傘を差していく、という方法もきっともちろんあるはずなのです。
そんなふうに、どんな時でも歩みを止めず立ち上がり歩いて行く。
それは大勢の人が憧れるような、格好いい大人の姿の1つでもあるのかもしれません。
頑張る自分を、いつか自分自身で愛するために
I love you I love you 悲しみの向こう
立ち上がれ がんばろぜ バカらしくも愛しき ああこの世界
I love you I love you いつまでも輝きもとめて
ああ 愛してるぜ日々を P.S. I love you
出典: P.S. I love you/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
どんなに頑張っても報われない時がある。大人になるにつれ、皆どこかでそれを知っていきます。
自分は報われないかもしれない。それなのにこんなことを頑張って何の意味があるのか。
そう思って落ち込んでいしまうことも、時にはきっとあることでしょう。
ですがあなたにいつか必ず訪れる数年後の、あるいは数十年後の未来。
そこできっとあなたは、あの時があったから今の自分がある、と言えるのではないでしょうか。
そう言えるかどうかは、努力の結果報われたかどうかという事は、実はあまり重要ではありません。
未来のあなたが自分自身を、今懸命に、愚直に、必死で前を向いて進んでいるあなたを。
愛することができるのであれば、あなたの努力は決して無駄にはならないのです。