大人になるとは、誰かを愛する心を知る事
愛って何だかわかった日が きっと新たな誕生日
出会いと別れ ああ 人生を経て 宝物を手に入れたのさ
悲しみの歴史それが 人の歴史だとしても
ああ ひとつぶのナミダのその向こうに きみの笑顔を見つけた
出典: P.S. I love you/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
誰かを、何かを愛するということ。
それが心から理解できたとき、きっと人間は1つ生まれ変わるのでしょう。
誰かや何かを好きになったり、恋をしたりするということと、愛するということは少し違いますね。
どこまでも自分本位に、何かを欲しがるのが恋。
どこまでも相手本位で、何かを与えたいと思う。それが愛、といわれたりもしています。
それに気付く為には、多くの人々との出会いが感受性を豊かにもしてくれます。
様々な人と出会い関わり、時には別れを経験して、この世界には本当に大勢の人がいることを知って。
それらは全て、いつか人が何かを、あるいは誰かを。
本当に心から愛し、そして同時に誰かや何かから愛されるようになるために必要なことなのです。
時には自然体で足取り軽く行こう
晴れた日 自然に足どり軽くなるように
ゆこう ゆこう 大人の旅路は着の身着のままがいい
出典: P.S. I love you/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
いろんなことに慣れてくると、人は肩の力が抜けて楽になる、とも言いますね。
それは人生においても、やはり同じことがいえるのではないでしょうか。
辛く苦しい時に、懸命に藻掻く人々はとても美しいもの。
ですが四六時中常にずっと、がむしゃらに走る事はとても大変な事だったりします。
そうやって頑張りすぎる事で、自分が壊れてしまっては元も子もありません。
ですから大人になるにつれて、少しずつ肩の力を抜く事も覚えていくのです。
それは決して楽をするためだとか、さぼるためではありません。
来るべき時に人一倍頑張る為に、そうでない時は自然体のまま頑張らない。
それが賢く格好いい大人の、1つの姿でもあるのです。
いつか「愛しているよ」と言えるように
愛してる 愛してる 悲しみの向こう
立ち上がれ がんばろぜ はかなくもうるわしき ああこの世界
I love you I love you いつの日も喜びもとめて
ああ 愛してるぜ日々を P.S. I love you
出典: P.S. I love you/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
誰しもが経験する、大きな苦しみや悲しみの渦中に飲み込まれる、ということ。
ですがその中でもがいた経験や体験は、どんな結果が訪れようと何一つ無駄になることはありません。
その賢明な姿を見る事で、心を動かされる人も大勢います。
そして何より未来の自分にとって、当時ひたむきに頑張っていた自分は。
きっととても愛しく、愛すべき存在となっているのではないでしょうか。
なぜならあの頃頑張っていた自分がいるからこそ、今の自分がその場所に。
自分の足で立っている未来が、こうして訪れているのですから。
辛く苦しい障害と戦っている最中には、きっと気づけないものがたくさんあります。
それらにようやく気付けるのはずっと後先、数年後に自分が大人になったり年を取った頃。
あの頃必死でもがいていた自分に、「愛していたよ」と。
素直に心から言えるような自分になるために、ひたむきに毎日をぜひ生きて頂ければと思います。
最後に
いかがでしたか?
本日は宮本浩次『P.S. I love you』の歌詞について、詳しく解説致しました。
立ちはだかる壁と戦う辛く苦しい日々は、ともすれば心が折れてしまいそうになるもの。
ですが少し先の未来で、必死にもがいていた自分を「がんばったね」と、「愛しているよ」と。
そう言える日が来るように、ぜひ今まさに何かと戦っている方は、諦めずに頑張って頂きたいと思います。
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最後に、本記事とあわせてチェックして頂きたい曲を2曲ご紹介したいと思います。
今回ピックアップしたのは、宮本浩次によってカバーされた往年の名曲となっています。
『木綿のハンカチーフ』
【木綿のハンカチーフ/太田裕美】歌詞の意味を徹底解説!テーマは遠距離恋愛!でも結末が切なすぎる…! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
歌謡界のゴールデン・コンビ、作詞家・松本隆と作曲家・筒美京平が最初に放った大ヒット曲、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」。遠距離恋愛をするカップルの気持ちの移り変わりを見事に表現した松本隆の歌詞を中心にして、この曲の魅力を紐解いていきましょう。