「マキシマム ザ ホルモン」の「皆殺しのメロディ」ってどんな曲!?
本当はカバー曲ですよ♪
THE BLUE HEARTSのナンバーをホルモンが料理!!
ホルモン版の「皆殺しのメロディ」はマキシシングル「ざわ…ざわ…ざ‥ざわ……ざわ」に収録。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%96%E3%82%8F%E2%80%A6%E3%81%96%E3%82%8F%E2%80%A6%E3%81%96%E2%80%A5%E3%81%96%E3%82%8F%E2%80%A6%E2%80%A6%E3%81%96%E3%82%8F
本家THE BLUE HEARTSの「皆殺しのメロディ」は5thアルバム「HIGH KICKS」に収録。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/HIGH_KICKS?wprov=srpw1_1
「皆殺しのメロディ」は実は「マキシマム ザ ホルモン」の曲ではありません。THE BLUE HEARTSの曲を「マキシマム ザ ホルモン」(以下ホルモン)がカバーしています♪
タイトルが「皆殺しのメロディ」なのでてっきりホルモンのオリジナル曲だと思ったかも知れません。私も「あ、ホルモンの曲なんだね」と何の疑問もなく思っていました。
ホルモンのマキシマムザ亮君がHE BLUE HEARTSで一番に好きな曲なのでカバーされました。「バカ!バカ!バカ!」と連呼するパンク魂の溢れる曲です。
おそらくこのパンクの瞬発力とこの言葉の破壊力にマキシマムザ亮君は魅了されたのでしょう。ホルモンもTHE BLUE HEARTSも破天荒さは似ていますものね。
大きく分けるとこの2つのバンドはジャンルは違い、表現方法も異なりますが、根本は同じ血が流れている気がします♪魂の色はいっしょな感じがします!!
それでは「皆殺しのメロディ」の世界を見ていきましょう!
「皆殺しのメロディ」の歌詞を解説!意味を深掘り!
深掘りできるの!?(笑)
バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!バカ!
本当に直接的な歌詞なので理解しやすいと思います。パンクの言葉を見ていきましょう。
我々人類は バカ
過去・現在・未来 バカ
正義はあったのか バカ
正義は勝ったのか バカ
くり返し くり返し くり返し うたう
出典: 皆殺しのメロディ/作詞:甲本ヒロト 作曲:甲本ヒロト
ストレートな生粋のパンクの歌詞です。社会への不満が爆発。まずは自己否定の「我々人類は バカ」。
これで全人類のバカさ加減を攻撃しています。もちろん全人類には「自分たち」=THE BLUE HEARTSも含まれます。
「正義」という言葉が出てきますがこれは「戦争の正義」のことでしょう。正義の名のもとに人を殺している国々。こじつけの正義で合法的に人殺しをする戦争。
戦争への怒りが感じますね!「過去・現在・未来」と戦争を続けていく人類に対する怒りです。「くり返し」戦争するから、「くり返し くり返し くり返し うたう」しかないのです。
「バカ!」をこれほど清々しく歌えるのはTHE BLUE HEARTSだけですね。ホルモンが歌うと重い「バカ!」になります。
皆殺しのメロディが 切り裂きジャックを呼んでいる
マシンガンのリズムだぜ 皆殺しのメロディだ
出典: 皆殺しのメロディ/作詞:甲本ヒロト 作曲:甲本ヒロト
タイトル名の「皆殺しのメロディ」が出てきます。「皆殺しのメロディ」ってなんでしょうか?
「マシンガンのリズム」といっているので、ここでは「銃を連射する音」=「皆殺しのメロディ」と考えるのがスッキリします。
「切り裂きジャック」はイギリスを震撼させた連続殺人者のこと。ここでは「切り裂きジャック」=「戦争を企てる人」でしょうね。
戦争をしようとする奴らに対しての怒りをぶつけています。ここまでの感情を爆発させるのはやはりTHE BLUE HEARTSの歌詞ですね。
そのTHE BLUE HEARTSのエネルギーをホルモンも受け継いでいます。
TVが待ってるぜ バカ
ラジオが待ってるぜ バカ
新聞紙が舞ってるぜ バカ
彼女も待ってるぜ バカ
くり返し くり返し くり返し うたう
出典: 皆殺しのメロディ/作詞:甲本ヒロト 作曲:甲本ヒロト
メディア批判の歌詞ですね。「TV」「ラジオ」「新聞紙」などを攻撃しています。金を儲けるために嘘の情報を流すメディアへの怒りでしょうか。
太平洋戦争時に軍部の手先になった、当時の日本のメディアへの憤りもあるのかも知れません。日本国民を戦争へ駆り立てた憤怒も感じます。
夜の闇に悲鳴をあげた少年が今
狼になる なる なる
出典: 皆殺しのメロディ/作詞:甲本ヒロト 作曲:甲本ヒロト