アニメ「ナイツ&マジック」とは
「ナイツ&マジック」は天酒之瓢(あまざけのひさご)氏によるオンライン小説です。略称は「ナイツマ」。
小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されて人気を博し、ヒーロー文庫から刊行されています。
ストーリー
ある日、交通事故で一人の青年が命を落とします。
その青年は倉田翼。極度のメカオタクで、給料日に趣味のプラモデルをたくさん買い込んだ帰り道のことでした。
死んだ翼は異世界に転生します。そこでの名前はエルネスティ・アチュバルリア。通称はエル。
不思議な事に前世の記憶を受け継いだまま、つまりメカオタクとしてこの異世界に転生したのです。
その世界は巨大人型兵器「幻晶騎士(シルエットナイト)」が戦力として存在する場所でした。
前世のメカオタクの血が抑えられないエルは、その操縦者「騎操士(ナイトランナー)」になるべく行動を開始します。
しかしその集中力というか情熱はすさまじいもので、幼馴染をはじめ多くの人を巻き込んで暴走してしまい……!?
アーティストはfhána
きらびやかな音の波。そこに響くtowanaの透き通った歌声。
異世界ファンタジーアニメの主題歌としてふさわしい世界の広がりを持ったサウンドは、聞く者すべてを冒険に誘っているようです。
fhánaが活動を始めて間もない時期の自主製作盤のタイトルは「New World Line」(新しい世界線)でした。
そして2016年にリリースされた2ndアルバムのタイトルは「What a Wonderful World Line」(なんて素晴らしい世界線)。
彼らにとって「World」という言葉には特別な意味があるということがよくわかりますよね。
今回の「Hello!My World!!」は、いつものfhánaらしいドラマチックさと疾走感はそのままに、彼らの世界をさらに大きく広げたような印象を受けます。
新しい世界へ踏み出そうとする人の背中を、力強く押すパワーを持った曲です。
ではどんな歌詞なのか、それを見てみましょう。
歌詞を徹底解釈!
世界の原理(ルール)変わるのさ
Magic navigation Miracle creation
世界たちまち揺れて
Tiny revolution a little evolution
一瞬の間に光放て
ずっとポケットの中に
そっと隠し持ってた夢が
今目の前 広がるよ
僕は生まれ変わった
世界の原理(ルール)変わるのさ
出典: Hello!My World!!/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
「Magic navigation」とは「魔法の導き」、「Miracle creation」とは「奇跡の創造」。
「Tiny revolution」とは「ちっぽけな革命」、「a little evolution」とは「ちょっとした進化」。
ずっと心に秘めていた夢が花開く。そして世界は変わります。
「生まれ変わる」というのは何も死んでやり直すということではありません。
夢や希望、そういった誰もが持っているものを本当に目指した時、人は生まれ変わる事ができるのだと思います。
世界が分かるのではなく、自分が変わる。そうすれば、世界の見え方も変わってくるのですね。
さぁ光ある明日へ
Magic navigation Miracle creation
信じる心持って
(自分を)
Tiny revolution a little evolution
(今)
疑わないいつでも さあ
迷いや不安は脱ぎ去って
この希望を胸に さぁ光ある明日へ
出典: Hello!My World!!/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
「信じる」というのは一見簡単そうですが難しいですよね。
特に自分自身を信じてあげるというのは、なかなかすんなりとはいきません。
けれどこの歌はそんな人の手をとって、光の先へと導いてくれます。
towanaさんの伸びやかに響く歌声が、力強く引っ張ってくれます。
この曲を聴いていると、不安や迷いなんて本当に消えてしまいそうなパワーを感じますね。
まるで振り子のように
Hello!My World!!それはMagic!
Hello!New World!!まるで振り子のように
揺れ続けてるんだ
片時も止まることなく
(wow wow)
魔法 今書き換えるよ
未来へ行こう
出典: Hello!My World!!/作詞:林英樹 作曲:佐藤純一
世界が変わるきっかけはすべての人の中に眠っています。
振り子のように揺れ続け、脈動する心臓のように力強く、私たちのなかに根付いています。
それに気づくか気づかないか。ほんの小さな差ですが、そこが重要です。
未来は常に私たちの手の中で輝いているのです。