スピッツ/タイムトラベルは原田真二の楽曲！カバーすることになった経緯とは…！？歌詞の意味も解釈！

「タイム・トラベル」はスピッツのアルバム「おるたな」に収録されています。

スピッツはデビューして以来「スピッツ」から「醒めない」まで、15枚のアルバムを発売していますが、「おるたな」はスペシャルアルバムなので通算枚数には含まれていません。

スペシャルアルバムは過去に「花鳥風月」「色々衣」が発売されていますから、それに続く形となっていますね。

「リコリス」（「正夢」）、「ラクガキ王国」（「ルキンフォー」）、「三日月ロック」（「スターゲイザー」）など、シングル曲のカップリングも多く収録されています。

カップリング曲はあまりアルバムに収録されることがないとで、とても貴重ですよね。

さらに、「おるたな」には名曲のカバーも多く収録されています。よく知っている曲を草野さんの声で聴くと、また新鮮ですね。

「さすらい」（奥田民生）や「初恋に捧ぐ」（初恋の嵐）、「さよなら 大好きな人」（花*花）など、名曲揃いです。

「おるたな」にはカップリング曲の他にも、カバー曲を多く収録されていますが、「タイム・トラベル」もその1つで、オリジナルは原田真二さんというシンガーソングライターです。

原田真二さんは、高校2年生の時に、フォーライフ・レコード新人オーディションに応募しています。

実に3,000曲の中から、あの吉田拓郎さんに才能を見いだされて選ばれたそうですよ。高校生の頃から、才能が開花していたようですね。

驚くことに、応募した時の曲は1人でピアノ、ギター、シンセサイザーをこなし、編曲までしていたそうです。

オーディションに応募するほどですから相当な熱意があったのでしょうが、すごい人ですね！

原田真二さんは「てぃーんず ぶるーす」でデビューしたのち、翌月に「キャンディ」という曲を、さらに翌月に「シャドー・ボクサー」という曲をリリース。

3か月連続でリリースするという、前代未聞のデビューの仕方をしているのです。その上、その3曲すべてがオリコン20入りするという快挙を成し遂げていますよ。

恥ずかしながらオリジナルの曲を知らなかったのですが、素晴らしい方の曲をカバーしていたのですね。そう考えてから聞くと、より楽曲のよさが分かるかも知れません。

「タイム・トラベル」は原田真二さんのデビュー後、初めて書き下ろされた曲です。それ以前の曲は、デビュー前に作られたものでした。

スピッツもカバーした名曲「タイム・トラベル」で、原田真二さんは紅白歌合戦に初出場していますよ。

オリコンランキング4位に入り、これは原田真二さんの自己最高記録だったようです。それだけ人気があった曲なのですね。

デビュー後に立て続けにリリースした「キャンディ」とほぼ同数の26万枚を売り上げるヒット曲となりました。

「タイムトラベル」は、ドラマ「僕とスターの99日」の主題歌になった曲です。

冴えないアラフォー男（西島俊彦さん）が、韓国のスター女優（キム・テヒ）のボディーガードを担当するという内容で、ラブストーリーでありながらコミカル要素の強い作品でした。

主演の西島俊彦さんはもちろんのこと、倍賞美津子さんや要潤さん、佐々木蔵之介さんなど、脇を固める俳優陣も豪華でしたね。