アルバム「YOU」に収録されている「If」
そのアルバムの4曲目として収録されている「If」という曲をご存知でしょうか。
この曲は、どことなくバブルっぽさを感じられるレトロなアレンジがされており、そこに生き生きとしたJUJUさんのボーカルが乗っかっています。
実際、この曲をレコーディングしている時のJUJUさんはとても生き生きと楽しそうに歌っていたとのエピソードも残っているそうです。
確かに、聴きながら一緒に口ずさみたくなるようなメロディーのように感じられます。
本当はJUJUさんが歌詞を書く予定だったけど…
当初、この曲の歌詞はJUJUさんが書く予定になっていました。
この曲のメロディーを聴いてとても気に入ったJUJUさんは「自分で歌詞を書きたい」と言ってたそうです。
しかし、多忙により作詞することが難しくなってしまったため別の方にお願いすることに。
出来上がってきた歌詞を見てJUJUさんは「自分にはこんな歌詞書けない!」と感激をおぼえたそうで、素晴らしい歌詞に大満足したそうです。
歌詞の意味について徹底解説!
JUJUさんが絶賛した歌詞の内容、どのようなことが書かれているのかとても気になりませんか?
そこで、今回はこの曲の歌詞の意味についてフォーカスを当てて、詳しく解説していきます。
この曲の歌詞では「忘れたはずの元彼と偶然再会して心が揺れている女性の心情」を描いています。
元彼と別れて、新しい恋人としあわせな毎日を過ごしていた女性。
でもそんな女性がある時バッタリ元彼と再会してしまい、再び言い寄ってくる元彼に心が動きそうになってしまう…。
そんなキケンで大人な恋の模様を描いているのです。
以上のことを踏まえた上で、具体的な歌詞の内容について細かく見ていきましょう!
別れた元彼と再会を果たす主人公
もしあの日雨じゃなければ
あの信号に間に合えば
あなたにまた会うこともなかったはずね
時を巻き戻せたら ああ
出典: If/作詞:間智子 作曲:木村篤志
サビのメロディーから歌が始まります。
この歌詞で登場する「あなた」とは別れた元彼のことです。
とある雨の日のこと、信号待ちをしていた主人公の女性。
そんな女性の元に偶然元彼がやってきて、ふたりは再会を果たします。
もし、信号に引っかかっていなければ、きっと元彼に遭遇することはありませんでした。
雨の中再会を果たすというちょっぴりドラマチックな状況のせいもあって、きっと女性の心は揺れたのでしょう。
「雨じゃなければこんなにときめくこともなかったのに」という気持ちが歌詞に表れています。
新しい恋人と幸せに過ごしていた主人公
愛をくれる人 お揃いの指輪
幸せのレール続くはずだった
心の隙間さえ重ねた時間がいつか
埋めると思ってた
出典: If/作詞:間智子 作曲:木村篤志
1番のAメロでは、元彼と雨の日に再会する前の話に一旦戻ります。
主人公には、すでに新しい恋人ができていました。
その恋人は自分のことをちゃんと愛してくれる優しい人で、お揃いの指輪をつけるほど仲良しな状態。
でも、その一方で元彼を恋しく思う気持ち(=心の隙間)も少なからずあったのでしょう。
その心の隙間は今の新しい恋人と過ごす中で、きっと埋めていくことができると思っていました。
元彼から告げられる想い
忘れたことはなかったよと
でまかせならば言わないでよ
心揺れ出しそう
出典: If/作詞:間智子 作曲:木村篤志
1番のBメロでは、雨の日に元彼と再会した時の様子に再びシーンが移り変わります。
「(主人公のことを)忘れたことはなかった」と彼女への想いを告げる元彼。
彼女は「どうせ出まかせでしょ」と思いつつも、元彼からの告白にときめいてしまい心が揺れます。