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2015年11月17日更新

スピッツの別れた恋人への思いを綴った失恋ソング『チェリー』の歌詞の意味に迫る!

スピッツの『チェリー』といえば、『ロビンソン』や『空も飛べるはず』と並ぶ非常に認知度の高い楽曲である。本日はそんなスピッツの名曲の歌詞を徹底的に解釈をしていきたいと思う。

スピッツの名曲「チェリー」の歌詞を徹底解釈!

『チェリー』のサビのフレーズには、共感を覚える人も多いのではないだろうか。


しかし、その他の歌詞を読んでみると容易に意味を汲み取ることができないような言葉の組み合わせがそこかしこに見受けらる。


この、一見馴染みやすそうに見えて、エッジの効いた言葉遊びがふんだんに盛り込まれているのがスピッツらしい。


今回は、そんな大ヒットした『チェリー』の歌詞の意味について筆者なりの分析をしていこうと思う。

スピッツ 「チェリー」の歌詞

君を忘れない 曲がりくねった道を行く
産まれたての太陽と 夢を渡る黄色い砂
二度と戻れない くすぐり合って転げた日
きっと 想像した以上に 騒がしい未来が僕を待ってる

"愛してる"の響きだけで 強くなれる気がしたよ
ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて

こぼれそうな思い 汚れた手で書き上げた
あの手紙はすぐにでも捨てて欲しいと言ったのに
少しだけ眠い 冷たい水でこじあけて
今 せかされるように 飛ばされるように 通り過ぎてく

"愛してる"の響きだけで 強くなれる気がしたよ
いつかまた この場所で 君とめぐり会いたい

どんなに歩いても たどりつけない 心の雪でぬれた頬
悪魔のふりして 切り裂いた歌を 春の風に舞う花びらに変えて

君を忘れない 曲がりくねった道を行く
きっと 想像した以上に 騒がしい未来が僕を待ってる

"愛してる"の響きだけで 強くなれる気がしたよ
ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて
ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ
いつかまた この場所で 君とめぐり会いたい

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57713

君を忘れない 曲がりくねった道を行く
生まれたての太陽と 夢を渡る黄色い砂

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57713

上記の”黄色い砂”とは、Vo.草野マサムネ氏の出身地である福岡県で春に見られる”黄砂”を指すようである(リリース時のインタビューより)
こちらを踏まえて、筆者なりに解析したものが以下の内容となる。

暖かな陽射しが降り注ぐ春。
この季節特有の黄砂に窓越しに目を向けたまま、つい君と過ごした日々を思い返す。

二度と戻れない くすぐり合って転げた日
きっと 想像した以上に 騒がしい未来が僕を待ってる

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57713

草野氏によると”想像以上に 騒がしい未来が僕を待ってる”というのは、あくまでこの楽曲中の主人公の希望的観測なのだそうだ。
さらに草野氏は、主人公について”退屈な毎日を過ごしていて、退屈な未来しか待っていないような人物かもしれない”とまで語っている。
こちらを踏まえた、筆者の解釈は以下のものである。

こんな空虚な時間を過ごすのは、もう終わりにしないといけない。
頭では分かっているのに、やっぱり楽しかった時の思い出がいつのまにか顔を出して、それに浸ってしまう。
こんな自分と決別できるような、明るい未来が待っていたらいいのに。

こぼれそうな思い 汚れた手で書き上げた
あの手紙はすぐにでも捨てて欲しいと言ったのに
少しだけ眠い 冷たい水でこじあけて
今 せかされるように 飛ばされるように 通り過ぎてく

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57713

君のことが堪らなく好きだった。
ある日、抑えきれない想いの丈を走り書きした手紙を渡したことがあった。
でも、渡した後に恥ずかしくなった。
君には捨ててほしいと頼んににもかかわらず、捨てることなく傍に置いていてくれたね。
こんな風に一つ一つの出来事を思い返していると、過去と今の境目がぼんやりしてしまいそうだ。
このままじゃいけないな。僕は、君が傍に居ないこれからを生きていかなければならないんだ。

どんなに歩いても たどりつけない 心の雪でぬれた頬
悪魔のふりして 切り裂いた歌を 春の風に舞う花びらに変えて

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57713

思いのほか、君のことを忘れるのに時間がかかってしまう。
あの頃が恋しくて泣いたって、もう戻れないのにな。
いっそ、君との思い出は無理矢理忘れようとしなくてもいいかな。
いつか、春の終わりに花びらが散る情景のように、美しい思い出として僕の中で儚く煌めいていて。

最後に

個人的な歌詞解釈を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

スピッツの歌詞については、Vo.草野氏が「解釈は聞き手の自由。

いかようにでも解釈できるような使い方をしているんですけども…(中略)何と表現したらいいかなぁ…だから、歌詞全体に、誰もが「そうだな」と思わせるような純一した意味を持たせることに、僕としてはそれほど意義を感じていないというか。


ある人にはものすごく深い何かを与えるんだけど、ある人には全然何も与えなかったりするような詞こそ作ってみたいなと――そのためにちょっとシュールな内容になったり、変な言葉の組み合わせになったりするのがスピッツの詞という感じかな」


と語るだけあって、意味が明確化されていないものが非常に多い。

だから聞き手はその時々で自身の心情に重ね合わせて読み取ることができるし、スピッツの楽曲は何年経とうと色褪せないのだろう。


そして、明確な答えが存在しないからこそ、スピッツの楽曲を愛する人の数だけ答えは現在進行形で誕生してゆく。


スピッツの音楽という名の大海原の中で、私達は好きなように泳ぐことができる。
これこそが、スピッツが幅広い世代に根強く支持される理由の一つであるのかもしれない。

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この記事のキュレーター

沢山の人の毎日が、音楽を通じてより楽しく・あざやかになるような記事を執筆したいと思います! ぺーい!

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