目に見えないからこそ

本当に大事なモノは見えなくて 触れることもできない
そんなモノだから 大きくて重くても楽に持って歩ける

出典: BORN TO BE A LADY/作詞:KANATA NAKAMURA 作曲:Leah Haywood,Daiel Janes,Shelly Peiken

ここで綴られている1行目の大切なものとは、Aメロの解説からも「」のことだと分かります。

もちろん愛は形があるものではないので見えません。

物体ではないから女性でも軽々と持つことができると歌っています。

これはつまり、「君」に対する愛の大きさを表現しているのです。

愛が大きくて、「重い」というのは愛情深さのことを意味していると考えられますね。

“気持ちが重い”と表現する人もいますが、裏を返せば愛情が深いということ。

そして主人公もそんな風に深い愛情を「君」に抱いていて、どれだけ大きくなっても大丈夫なのです。

誰もが世界の一部として生まれたの

何も聞こえない夜だって
Promise I'm here,you hear?
Born to be part of the world

出典: BORN TO BE A LADY/作詞:KANATA NAKAMURA 作曲:Leah Haywood,Daiel Janes,Shelly Peiken

和訳

約束するわ、私はここにいるって。ねえ、聞こえる?

私たちは世界の一部として生まれたの

【解釈】

広い世界で孤独を感じても、私はいつだってあなたの側にいる。

そう主人公は「君」に誓うのです。

もっと大きな意味で捉えると、世界のどこにいたって繋がっているという意味かもしれません。

世界の一部であり、繋がっているということから考えても、「愛がすべて」という表現はしっくりきますね。

愛こそが希望

花が枯れるのは
羽が落ちるのは
風に向かうのは
夜が巡ってくのは
こうやって君が強くなっていくのは
いつか誰かを守るため
The hope is LOVE

出典: BORN TO BE A LADY/作詞:KANATA NAKAMURA 作曲:Leah Haywood,Daiel Janes,Shelly Peiken

ここでは「君」にもたらされる変化は必然なこと、ということを綴っています。

花や羽、そして風や夜が必然であるように。

そしてその変化とは、5行目にあることです。

誰かの為に変わっていくことは意味のあることですね。

大切な人を自分で守れるように成長していくことができる私たち。

そんな希望を持っていれば強くもなれるし、できないと思えることもやってのけるのです。

だからこそ「希望は愛」といえるのではないでしょうか。

いつかは素敵な女性になれる

ああ 今は何のチカラも持っていない tiny girlでも
いつか強くなれますように
ああ 今は小さな夢もすぐには叶えられないけど
きっといつかは

出典: BORN TO BE A LADY/作詞:KANATA NAKAMURA 作曲:Leah Haywood,Daiel Janes,Shelly Peiken

ここでは今現在の主人公は、自分を非力な存在であると思っていることが分かります。

tiny girlというのはちっちゃな女の子という意味です。

無力であなたを振り向かせることもできないちっぽけなただの女の子だけど…。

そんな思いが伝わってくるようです。

それでも希望を見つけ、愛することの意味を知った彼女は素敵な女性になりたいと思っているのでしょう。

君に愛して欲しいから

The hope is LOVE LOVE LOVE Oh
The hope is LOVE LOVE LOVE Oh
花が香るのは
鳥が歌うのは
風が光るのは
月が巡ってくのは
こうやって君に愛を伝えるのは
いつか君から愛すため
The hope is LOVE LOVE LOVE Oh

Oh you're a lady…

出典: BORN TO BE A LADY/作詞:KANATA NAKAMURA 作曲:Leah Haywood,Daiel Janes,Shelly Peiken

ここまで主人公にとって何よりも大切なのは「愛」だと綴られてきました。

ずっと探してきた希望は愛だったこと、そして愛こそすべてだと。

そして最後の歌詞でも何度も繰り返し綴られています。

自然の摂理ともいえる当たり前のことのように「君」を愛することは彼女にとって必然なこと。

そして7行目、8行目には、主人公が「君」へ想いを届け続ける理由が綴られています。

それは「君」に愛されるためであると解釈できました。

文章的にみると少し日本語に違和感を感じますが、これまでの解釈から考えるとこういった意味になります。

きっと「君」に愛してもらえるように、「愛」のある素敵な女性になろう。

そんな意味が込められているように感じます。

そして冒頭の歌詞に出てきた「花束」とはまさに彼女の愛のことなのではないでしょうか。

手の中で集めてきた「種=小さな好きや大切に想う気持ち」を「花束=大きな愛」にして届けたい。

この「愛」があればきっと「君」からも愛される素敵な女性になれる、そんな思いが伝わってくるようです。