4thシングル【ソンナコトナイヨ】に収録

今回紹介する【窓を開けなくても】は日向坂46の4thシングル【ソンナコトナイヨ】に収録されています。

日向坂46主演ドラマ【DASADA】の主要キャストで構成されたユニット曲です。

春の訪れを告げるような爽やかな雰囲気で、聴いているだけで吹き抜ける風を感じさせます。

歌詞のテーマは「想像力と自由」です。

想像の中でならどんなに不可能だと思っていることでも再現できてしまいます。

外に出なくても、私たちはどんなところへだって行けるのです。

夢や目標に対して、叶わないかもしれないと悲観的になったことはありませんか?

そんな、後ろ向きな気持ちを前向きに変えてくれるのが【窓を開けなくても】の歌詞の魅力です。

さっそく【窓を開けなくても】の歌詞の解釈を進めていきましょう。

1番の歌詞を解説

君の曖昧な発言

青空と地平線 重なり合う場所まで
行ってみたいと君が呟いた

出典: 窓を開けなくても/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

「君」という存在が、ぽつりと溢した言葉から曲の歌詞は始まります。

内容は、都会の喧騒を離れ、自然だけの静かな所に行きたいということでしょうか。

空と大地が混ざりあう様子に何か特別な感情を抱いているようです。

僕はどう答えれば いいのか分からなくて
右手かざして永遠を眺めた

出典: 窓を開けなくても/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

ここで主人公の「僕」が登場します。

突然君が発した言葉に、戸惑っているようです。

伸ばした右手の先には途方もない時間だけがあります。

これは、君の気持ちを理解できていないことに対する距離感を表わしているのかもしれません。

僕が気付いたこと

君が何を言いたかったか
後になってやっと気付いたよ
こんな退屈な現実から
連れ出してほしかったんだろう
今すぐ

出典: 窓を開けなくても/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

ここでは、君が僕に伝えたかった言葉の本心が綴られています。

君は毎日が退屈で、新たな刺激がほしかったのでしょう。

それを遠回りに伝えることで、僕がなんとかしてくれると期待していたのだと思います。

2人で楽しい未来の行きたいと思っている君の気持ちが表れた詞です。

無限の想像力

窓を開けなくても
どこへでも行けるんだ
目を閉じてごらん
感じるはずさ
風が吹いているよ 胸の奥に
遠くの夢が見える

出典: 窓を開けなくても/作詞:秋元康 作曲:CHOCOLATE MIX

サビになります。

人間は現実を生きることだけが全てではありません。

想像を巡らせれば、遥か遠くの世界を感じることができるという意味がこの詞には込められています。

想像とは全ての人間に平等に与えられた能力です。

胸に広がる想像は、夢や目標を持つことにも繋がるということを最後の詞では伝えています。

できないと思っていることでも、再現できてしまうのが想像の力です。

心の中で描き続けている夢は、いつのまにか現実での行動に繋がってきます。

自由に夢を持つことができる、人間の心の素晴らしさを感じる詞です。

2番の歌詞を解説

風とカーテン