UPSIDE DOWNとは?

今回の記事で紹介するのは、EXILE ATSUSHIのソロ曲「UPSIDE DOWN」。

「UPSIDE DOWN」は、2015年8月19日に発売されたEXILEシングル「24karats GOLD SOUL」に収録されています。

2010年代にありながら90年代R&Bを感じさせる、少し懐かしいナンバーです。

以下、「UPSIDE DOWN」が収録されているアルバム「24karats GOLD1SOUL」です。

24karats GOLD SOUL
EXILE
rhythm zone
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ATSUSHIが込めたメッセージ

【UPSIDE DOWN/EXILE ATSUSHI】歌詞が熱い!去り行く仲間へ贈るリスペクトソングの画像

この曲には、ATSUSHIの伝えたいメッセージがぎっちり詰まっています。一体どんなメッセージなのでしょうか?

実はこの時期、EXILEパフォーマーとしての活動を終えて新たな道へと歩みだすメンバーが三人もいたのです。

それも、松本利夫、EXILE USA、EXILE MAKIDAIという、ATSUSHIのデビュー当時から苦楽を共にしたメンバーでした。

三者三様の道へと歩みだす3人の仲間へ…

【UPSIDE DOWN/EXILE ATSUSHI】歌詞が熱い!去り行く仲間へ贈るリスペクトソングの画像

松本利夫は「劇団EXILE 松組」の立ち上げ。

EXILE USAは「DANCE EARTH」中心の活動。

EXILE MAKIDAIはDJとしてエンタテインメントのトータルプロデュース。

とこのように、3人が歩みだしたのは三者三様の道でした。

「仲間であり頼れる先輩でもある3人がEXILEのパフォーマーから去ってしまう」という事実はATSUSHIに大きな衝撃を与えたに違いありません。

そんな揺れる心境の中、エールとリスペクトを込めて「UPSIDE DOWN」は制作されたのでしょう。

その歌詞に、ミュージックビデオに、仲間思いの情に厚いATSUSHIの人柄がよく出ています。

ファンであれば曲を聴いて涙腺が潤むこと間違いなしなのではないでしょうか?

次の項からは「UPSIDE DOWN」の歌詞で気になった部分をピックアップして解釈し、ATSUSHIの伝えたいメッセージを考えていきます。

ファンの方、必見ですよ!

気になった部分①最初の歌詞

最初の歌詞を引用

まず、下が最初の歌詞です。

ずっと憧れて JSB The First, 甘辛い Vibesで We got it goin’ on!
EX TRIBE に進化 Spin off to COLOR, Crazy な Player, 仲間 Forever

出典: UPSIDE DOWN/作詞:ATSUSHI,SAKURA 作曲:T.Kura,SAKURA

英語が多いので、意味が取りにくいかもしれません。

ここを解釈するならば次のような感じでしょうか?

最初の歌詞を解釈してみる

俺(ATSUSHI)はEXILEに入る前からずっと、J Soul Brothers(EXILEの前身。松本利夫、USA、MAKIDAIらがメンバーだった)に憧れてきた。

その後俺もメンバーに入って、「俺たちはできる」と励まし共感しあいながらやってきた。

やがて俺たちの努力が実ってEXILE TRIBE(EXILE関連のアーティストをまとめた言い方)になった。

COLOR(現DEEP。ATSUSHI中心に結成されたグループ)でも活動した。

ここで出会ったクレイジーなプレイヤーたちは、何があってもずっと俺の仲間だ。

EXILEの歴史を歌う=メンバーへのリスペクト

【UPSIDE DOWN/EXILE ATSUSHI】歌詞が熱い!去り行く仲間へ贈るリスペクトソングの画像

「UPSIDE DOWN」の歌詞ですが、最初にいきなりEXILEの歴史を語る上では欠かせないワードが出てきています。

もっと具体的に言うと「JSB」「COLOR」「EX TRIBE」のワードがそれに当たります。

これでは、新しいリスナーには何のことを歌っているのか見当がつきません。

歌詞に共感してファンになるというきっかけがなくなり、新規ファンが付きにくくなってしまいます。

このようなリスクともいえる行動を取ったことから、ATSUSHIのEXILEへとかける情熱や、メンバーへのリスペクトが伝わってくる気がします。

「UPSIDE DOWN」には、他にも過去のことを振り返っている歌詞が散在されます。

おそらく、幾度も過去のことを振り返ることで、松本利夫、USA、MAKIDAIに対して敬意を表したかったのでしょう。

でも、歌詞の意味が新規ファンにとってはよく分からなくても、古株のファンからすれば懐かしい気分にさせられますね。

90年代を振り返ったかのような曲調も相まって、思わずホロリと来た方も多かったのではないでしょうか?