めっちゃええ感じでんがな!
ラ・ラ・ラ 言えるかな
き・み・は 言えるかな
ポケモンのなまえ!
出典: ポケモン言えるかな?/作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず
なぜ急にここでコテコテの大阪弁が出てくるのでしょう。
ラップ調からの以外な変換に、一瞬ズッコケて楽しくなります。
子どもにとってはそんなところもおもしろく、すっかりこの曲の虜なのです。
え?泣きながら歌う?
チャレンジ精神を刺激
All right
つぎは泣きながら歌ってみるってのは、どう?
ニョロボン/カモネギ/ラプラス/ラフレシア
カブトプス/ニドリーナ/バリヤード/マルマイン
フシギバナ/パラス/リザードン
コンパン/ヤドン/メタモン/ゴース
ビリリダマ!
出典: ポケモン言えるかな?/作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず
ふしぎなポケモン
All right,kids.
It’s time to take a break,here.
ふしぎなふしぎな 生きもの
どうぶつ図鑑には のってない
ポケットモンスター ちぢめてポケモン
出典: ポケモン言えるかな?/作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず
ここで初心に返ります。そもそもポケモンってなんだと思いますか。
その答えは、モンスターなので怪物です。
初代ポケモンは151匹でした。
この曲のなかには150匹ものポケモンが登場し、すべての名前が言えないともちろん歌えないのです。
ちなみに約20年の時を経た2020年現在、ポケモンの数は1000匹目前まで増えているようです。
ラストスパート
ここからが本気?
ここまで歌えるなんて、たいしたもんだ。
でも、むずかしいのは、ここからだよ。
よーし、一気にラストスパートだ!
One,Two,Three,ah-here we go!
出典: ポケモン言えるかな?/作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず
ここまでも歌うには難しい歌詞ですが、これより先はさらに難易度があがるようです。
しかし、ここまで歌いきった子どもは、難しければ難しいほど挑みたくなるでしょう。
この曲について感心するポイントは、そこにあります。
こんなに難しい歌詞でありながら、子どものやる気を最後まで飽きさせず持続させます。
挑発したり、途中でリズムをかえたり、変化球を投げかけたり。
親にとって子どもに何かを打ち込ませたいとき、この曲の歌詞から学べるところがあるかもしれません。
忘れてるポケモンは誰?
OKIDOKI!
Now that’s the way to say it.
あれ?ちょっと待って!
もしかして、もう一匹忘れてない?
出典: ポケモン言えるかな?/作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず
よし!歌い切った!そう思っている子どもはドキっとします。
先ほども説明したように、初代ポケモンは151匹です。
しかし、歌詞の中に出てくるポケモンを数えるとどうしたことか150匹しかいません。
忘れているポケモンは誰なのでしょうか。
答えを教えてくれないまま、この曲は終わってしまいます。
実を言うと忘れたわけではありません。
なぜなら、そのもう一匹のポケモンは、幻のポケモンだからです。
ポケモン通の子どもなら、恐らくピンとくるのでしょう。
どのポケモンがいないのか。なぜいないのか。
最後まで子ども心をギュッとつかんで離さない、興味深い歌詞構成が見事です。