これぞBIGMAMAサウンド
サビではメロコア特有の疾走感を持つリズムパターンに、爽やかなメロディが乗せられます。
その上に重なるメロウなヴァイオリン。
これぞ美しさと力強さの共存するBIGMAMAサウンドです!
また、後半になるに連れて重なり合う金井と柿沼のツインヴォーカルもキモ。
訴えかけるような二人の歌唱には、引き込まれるものがありますよ!
レベルの高い個々の演奏を掛け合わせて出来る独自の音像。
BIGMAMAのアンサンブルは、その堅実なキャリアを物語っていますね。
MVが物語るのは素材の良さ
MVを手掛けたのはair vision networksの川村誠氏。
湘南乃風や布袋寅泰、THE MAD CAPSULE MARKETSなどのMVも担当した才人です。
制作は演奏の疾走感をギミックに表現すること、バンドの生の魅力を全面に押し出すことを念頭に行われたとのこと。
総勢34台のカメラを用い、あらゆる方法を駆使して行われた撮影でしたが、見えてきたことはシンプルでした。
最終的に氏に手ごたえを感じさせたものは、バンドの実力や個性、楽曲の質だったといいます。
これに対してヴォーカルの金井は「素材は自信があるほど、作り手のレシピを信頼し、まな板の上で大人しく黙っている」と言及。
シングルのコンセプトでもある食べ物に絡めた自信満々のコメントを寄せています。
映像の中で赤く妖艶に照らし出されたメンバーには、インディーズ時代に過ごした12年を物語る佇まいを感じますよ。
生き様を問う歌詞に迫る
ここからは「Strawberry Feels」の歌詞を見ていきます。
内容はなんと生き様を問うスリリングなもの。
人生における勝者とは一体どんな人を表しているのでしょうか?
そのセンス抜群の言葉遣いに迫っていきましょう!
行動に移してこそ
fake it until you make it naked truth
偽りのstrawberry feels
散るのなら美しく
who really won?
出典: Strawberry Feels/作詞:金井政人 作曲:BIGMAMA
「君がそれを真実にするまで、それは嘘だ」
冒頭の英語部分が表すのは「全ては行動が物語る」ということです。
そしてその後には「散るのなら美しく」という歌詞が続きます。
口で言うのは簡単。実際に行動に移してこそ、語ったことの意味は生まれてくるものです。
例え失敗してしまったとしても、挑んだという事実があればそれは美しいことなのではないでしょうか。
正直者と臆病者
正直者は無我夢中に 戦場を素足で駆けて転がり
臆病者はその風を 吹かせて纏って着飾り強がり
1 life is 2 short 3 times 4 lie
女神と8合わせ そのどちらに微笑むのだろう
出典: Strawberry Feels/作詞:金井政人 作曲:BIGMAMA
正面から物事に向き合っていく正直者と、偽りの自分で虚勢を張る臆病者。
短い人生の中で勝利の女神がいるとするならば、彼女はどちらに微笑むのでしょうか?
そんなことは言わずもがな。
どちらが美しい生き方かを問えば答えは見えてきますね。
美しい生き様
fake it until you make it naked truth
偽りのstrawberry feels
死んだまま生きるより 生きたまま死ねるよう
誰に気づかれなくとも その目に映らなくとも
散るのなら美しく 咲き誇れ 枯れ堕ちるまで
出典: Strawberry Feels/作詞:金井政人 作曲:BIGMAMA
「死んだまま生きる」とはよく言ったものです。
他人の目が気になる気持ちは誰しも持っていますが、自分の本心を無視して生きることは死んでいるも同然。
大切なのはどう見られるかではなく、自分がどう思うか。
美しい生き様とは、自分の心と向き合ってこそ成せるものだということを物語っていますね。