【大事にしてもらえよ】とはどんな曲?

大事な友達への想いを綴った1曲

カノエラナ【大事にしてもらえよ】歌詞の意味を解説!どうでもいい理由とは?幸せを願う本音を読み解く!の画像

東京を拠点に活躍する佐賀県唐津市出身のシンガーソングライターカノエラナ】。

楽曲のバリエーションは幅広く明るい曲から、切ない曲、笑えるような曲まで多彩な才能に富んでいます。

作詞作曲を手掛けるのはもちろん彼女自身。

自分でも覚えきれない量の楽曲がノートにメモしてあるようです。

そんなたくさんある楽曲の中でも【大事にしてもらえよ】は彼氏ができた友達に向けて作った楽曲。

仲の良い友達だからこそ、心の底から祝福したい気持ちと少し寂しい気持ちが入り混じります。

彼女がこの楽曲に込めた想いと伝えたいメッセージとは一体何なのか。

歌詞の意味を読み解きながら、解説していきたいと思います。

タイトルに込められた想い

タイトルは【大事にしてもらえよ】。

この言葉から友達への優しさと大事な友達なのだという想いが伝わってきます。

友達の幸せを心から願っている優しい想い。

それは本当に大好きでかけがえのない友達だと思っているからこその想いなのです。

友達。それは家族のような血の繋がりもなく、恋心を募らせる恋人でもない特殊な存在

しかし友達だからこそ話せることや、友達だからこそ過ごせる時間も必ずあります。

カノエラナが込めた友達への深い深い愛情と友情

友達という垣根さえ超えたような想いにも注目しながらみていきたいと思います。

友達との関係性がみえてくる

大切な友達

最近友達のノロケ話が ああ
多くなって微笑ましいが

出典: 大事にしてもらえよ/作詞:カノエラナ 作曲:カノエラナ

友達と話す楽しい時間。

近況報告や趣味、ハマっていることなど他愛もない会話が心地の良い空間をつくります。

その中で最近増えてきた、友達と彼氏との恋の話。

歌詞からは耳を傾けている主人公に溢れる嬉しい気持ちが伝わってきます。

友達の幸せは自分のことのように嬉しいもの。

結婚したり、子供ができたり、様々な友達の明るい未来を想像して笑みが溢れます。

主人公にとって大切な友達の1人であることは間違いないでしょう。

友達の幸せを願える主人公の優しい心と穏やかな性格を感じ取ることができます。

嘆いた夜も良い思い出に

彼氏が欲しいと嘆いた夜も
きっときっと今日でおしまいサヨナラだ

出典: 大事にしてもらえよ/作詞:カノエラナ 作曲:カノエラナ

2人でよく「彼氏欲しいね」という会話をしてきたのでしょう。

なかなか良い人に巡り合わず、彼氏がいなかった2人。

時には寂しくて2人で話しながら嘆いた夜もあったのです。

しかしその嘆いた夜はもうやってきません。

彼氏がいなくても、友達と「彼氏欲しい」と言い合う日々すら主人公にとっては楽しい日々だったのです。

それが無くなってしまうことが少し寂しいと感じています。

友達に彼氏ができたのは嬉しいけれど、もう2人でその話はできないのは少し辛い。

この歌詞では友達との日々が少し変わってしまうことで生じた主人公の複雑な心情が綴られているのです。

主人公の願い

もうどーでもいいから幸せになれよ
ノロケ話も聞いてやるからさ

出典: 大事にしてもらえよ/作詞:カノエラナ 作曲:カノエラナ

主人公の願うことはただ1つ、友達の幸せです。

どうでも良いと綴っていますが、これは照れ隠しでしょう。

歌詞からこれだけの友達に対する想いが滲み出ているのです。

しかし主人公は想いを綴りすぎたことが、少し恥ずかしく強がっています。

友達相手だからこそ、素直になれない時もあるのです。

そしてその感情も全て、友達を心の底から祝福しているからこそ沸き出た感情。

普通なら率先して聞くような話ではない友達の惚気話も主人公にとっては嬉しいのです。

幸せだからできる惚気話。それは逆を介せば幸せの証拠でもあるのです。

友達が今、幸せなのだと確認できる証拠だからこそいくらでも聞くことができるのだと伝わってきました。

恋が与えてくれた変化