「君」の人生を生きる
進学や就職…様々な選択をするとき、大切にしたいことがあります。
それは「自分」の意思に基づいて決断すること。
ここからの歌詞では、「チア男子‼」の主人公の経験をもとに、自分らしく生きることについて歌っています。
前進あるのみ
駆け抜けた夏
全部壊して 進みたいだけ
出典: 君の唄(キミノウタ)/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
「夏」は青春の季節。
「チア男子‼」の主人公たちは大学生です。
大学の夏休みに、彼らはチアへと情熱を注いだのでしょう。
何かに熱中していると時間が過ぎるのはあっという間です。
固定概念、自分の中で作ってしまった心の壁…。
これらを打ち破り、ひたすら前進しようとしています。
他人ではなく自分
自分で選んだ道があるから
笑ってられる
歩いて行けるんだ
自分で決めるのが人生だから
誰でもない君の心を信じて
これは君の唄
変わりゆく 輝くキミノウタ
出典: 君の唄(キミノウタ)/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
ここでは、他人ではなく自分の決断であることがポイント。
「チア男子‼」のストーリーから歌詞の意味を解説していきます。
主人公・晴希は幼いころから柔道に打ち込んできました。
なぜなら、彼は柔道一家に生まれたから。
自分の意思は関係なく、自然と柔道に取り組む環境だったため打ち込んできたのです。
でも、彼は肩の怪我をきっかけに柔道をやめようと決意。
そして、自分の意思でチアをスタートさせました。
前述したように「君の唄(キミノウタ)」の主人公は他の誰でもなく「君」です。
「君の思うままに生きてほしい」
そんなメッセージが感じ取れますね。
かつての自分とは違い、今は自分の意思でチアに夢中になっている…。
その中で生まれる変化を肯定しているのだと思います。
「自分らしさ」を見失わないで
遠回りもいいんじゃない?
結果が出ない日も
自分らしくあれる方を
いつも選んでいよう
出典: 君の唄(キミノウタ)/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
1番では「失敗」について歌っていました。
ここでは「遠回り」について歌っています。
無駄なことなんてない、というニュアンスに一貫性がありますね。
理想が高ければ高いほど結果が気になってしまうもの。
時には気持ちが揺らいで「どうせ自分なんて…」と沈んでしまうことだってあるでしょう。
でも、どんな時だって主役は「自分」。
他人にどう思われるか?
どうしたら不安から逃れられるか?
といったネガティブな感情に囚われる必要はありません。
「自分らしい」と感じる、ワクワクする選択肢のみを選び続ければいいのです。
そうすれば、後から結果が伴います。
心躍る未来へと向かう
自分の意思で生きることによって、あらゆる出来事に価値が生まれます。
次第に見える世界の色が変わってくるでしょう。
きっと毎日の充実感も得られます。
何より大切なのは
楽しめなくちゃ意味がない
誰の命だ? 君のものだろう
出典: 君の唄(キミノウタ)/作詞:阿部真央 作曲:阿部真央
「頑張る」とひとことでいっても、様々なモチベーションがあります。
誰かに認められたい。
ダメな自分は嫌だ。
そんな葛藤が原動力になることも。
でも、最も大切なモチベーションがあります。
「頑張っている毎日が楽しい!」
そう心から思えることが何より大切なのではないでしょうか?
他人からの評価を求めて生きているうちは、他人の人生を生きています。
自分自身の人生を生きているとき、「楽しい!」と思えるようになるはずです。