ユラユラ
音楽バンド、Hearts Grow。
沖縄県出身の5人組です。
2004年にデビューし、2009年に活動を休止しています。
そんなHearts Growの2枚目のシングル「ユラユラ」。
2006年に発売されています。
アニメ「NARUTO -ナルト-」のオープニングテーマにも起用されました。
別れを経験し辛い気持ちがありながらも、前向きな様子が描かれているこちらの曲。
とても元気が出る応援ソングです。
歌詞には旅立った人に対してのメッセージが込められています。
それではHearts Growの「ユラユラ」の歌詞について解説していきましょう。
見上げた空
君の元へ
ユラユラと 歪んだ空へ
君の元へ飛んでゆけ
こんなにも 近くに感じてる
ふたつの想い
出典: ユラユラ/作詞:Hearts Grow 作曲:Hearts Grow
歌詞の1行目にはさっそくタイトルでもある「ユラユラ」という言葉が出てきています。
この言葉からもどこかゆったりとした、穏やかな雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。
そして「歪んだ空」。
おそらく普通の空とは少し違ったものかもしれません。
歪んで見えるというと、涙で歪んでしまっているということでしょう。
なぜ泣いているのか理由はまだここではわかりませんが、何かがあったということです。
そんな空にお願いごとをしています。
君のところへ何かを飛ばしているのです。
そして何かを近くに感じています。
君のことを近くに感じているのかもしれません。
そして歌詞の4行目の「想い」。
僕と君の想いのことでしょう。
その想いを空をたどって君のところへ飛ばしているということが想像できるのではないでしょうか。
別れ
ずっと側にいたから
空いた隙間大きすぎて
生意気な君の素直な返事
「またね…」が淋しい
出典: ユラユラ/作詞:Hearts Grow 作曲:Hearts Grow
この歌詞では君とのエピソードや思い出が描かれています。
君とずっと一緒にいたということは、家族、恋人、友達などさまざまなパターンが考えられます。
長い間一緒にいた君は、何かをきっかけに自分から離れなければならなくなってしまったのです。
まるで心の中にぽっかりと穴が開いたような気持ちになったのでしょう。
一緒にいるのが当たり前のような存在だったのかもしれません。
そして歌詞の3行目では君のことを「生意気」だと言っています。
これは愛を込めて君のことをそう呼んでいるのでしょう。
そんな生意気だった君が「またね」とはっきりストレートな言葉を言ってきたのです。
本当に生意気であればこのような言葉は言わないかもしれません。
何も言わずに去ったりするのではないでしょうか。
しかし、そのような言葉を自分に言ってくれた。
それは少し嬉しいことでもありますが、別れを意味する言葉でもありショックだったのかもしれません。
そのため、先ほど空を見ていた時に涙を流していたのでしょう。
君のおかげで
もし辛いときは
見慣れない街で泣いてるなら
側にいなくても笑顔は届けたい
出典: ユラユラ/作詞:Hearts Grow 作曲:Hearts Grow
別れを告げられ、君はもう自分がいる場所とは違うところにいるのでしょう。
自分が全く知らない場所です。
もしそこで君に辛いことがあったら、壁にぶつかってしまったら、自分は君を笑顔にしてあげたい。
離れている状態でこのようなことを思うことができる。
それは私が君のことを本当に大切に思っているということの表れなのではないでしょうか。
自分の笑顔で君も笑顔になってほしいという切実な想いが込められているのです。
君のことをずっと考えているのでしょう。
思い出す
ひとり掛けのソファー
真ん中を取りあったね
いつまでも向き合っているために
ふたりは頑張れる
出典: ユラユラ/作詞:Hearts Grow 作曲:Hearts Grow