ReN 1stアルバム「Lights」

【Illumination/ReN】曲の世界観に引き込まれる、煌めくギターサウンドが眩い!歌詞に注目の画像

1.Illumination
2.Sheffield
3.Me&You
4.Stars
5.時間切れ
6.Friends Forever
7.生きる
8.Goodbye
9.Lights
10.生きる(Acoustic Live Session)

出典: Lights/ReN

2016年6月にReNさんの1stアルバム「Lights」がリリースされました。

ReNさんの音楽に関係する情報はあまり出ていないのですが、このアルバムReNさんにとって初となる全国流通盤のリリースだったのではないでしょうか。

アコースティックギターがメインとなった、優しいアレンジの曲が多いです。

ライブ「2015百戦蓮磨」

このアルバムがリリースされたのが2016年6月でしたが、2015年には年間102本のライブを行う「2015百戦蓮磨」を行っていました。

こんなにオシャレで綺麗な音楽を作っているReNさんなので正直、精力的なライブ活動を行っているイメージはありませんでした。

なので良い意味で裏切られましたね。

ReNさんのお父さんは、2015年の夏に富士山麗でオールナイトライブを行った長渕剛さんです。

実の親子ということで、同じ血が流れているのでしょう。

「Illumination」

今回はアルバム「Lights」の中から「Illmination」を紹介します。

この曲はアルバムの1曲目に収録されている楽曲です。

アコースティックギターがメインとなった楽曲で、1番のサビ終わりから徐々に楽曲が開けていきます。

MVはこちら!

「Illumination」のMVになります。

「Illumination」というタイトルから、誰もがクリスマスツリーなどのキラキラしたものを思い浮かべたでしょう。

ですが、予想していたものとは全く違ったMVです。少しザラついた映像で、モノクロになったり。

レンガ風の壁で出来たモダンな一室にコンデンサーマイクが置かれ、レコーディング風景のようなMVになっています。この手のMVは筆者の大好物です。

更にこのMVでは、ライブ「2015百戦蓮磨」の映像がモノクロになって組み込まれています。貴重な映像ですよ。

歌詞解説

楽曲の舞台は富士山麓?

歌詞について解説させて頂きますが、その前にReNさんについて紹介させて頂きます。

ReNさんは幼少期から車が好きで、中学を卒業してからレーサーを目指して単身でイギリスに渡りました。

しかし、雨の中行われたレースでクラッシュし、レーサーとしての選手生命を絶たれてしまいました。

それが原因となり帰国し、20歳から音楽活動を開始しました。

そんなReNさんは、思い悩んだり煮詰まったりした時、富士山の麓まで車で走り、外でギターを弾いていたそうです。

簡単にReNさんについて紹介させて頂きましたが、筆者は「Illumination」の舞台が富士山麓ではないかと解釈しています。

歌詞を見てみましょう。

風の音に誘われた星たちが踊る空の下で
誰にも邪魔されない 誰にも見つからない

出典: Illumination/作詞:ReN 作曲:ReN

東京という街は高いビルばかりで、空を見渡すことすらままならないこともあります。

本当は広いはずの空なのに、小さく感じてしまうかもしれません。

そんな時に訪れる山の麓。日が落ちて人気は無く閑散としています。1人になり、自分にまとわりついている全てから解放されたような気持ちを味わえます。

いつもの生活の中では感じないような虫の声や自然の音も聞こえてきます。その場所だから味わえる空気の匂いも感じることが出来るかもしれません。

悲しいときはいつでもここにおいで
君の瞳を照らす夜空のイルミネーション

出典: Illumination/作詞:ReN 作曲:ReN

Aメロがもう一度繰り返されます。

”ここにおいで”という語り口調の歌詞が出てきました。ここから先の歌詞の大半が語り口調の言葉になっています。

Aメロの前半の歌詞から考えて、ReNさんと誰かが一緒に来て”ここにおいで”と言ったようには考えにくいです。

筆者は、空や星がReNさんに語りかけていると解釈しました。

ReNさんが富士山麓に来て、夜空が歓迎してくれているように感じたのではないでしょうか。なので、それを逆の立場から歌にしたのでしょう。