泣くほど嬉しかった出会い

I was cryin' when I met you
Now I'm tryin' to forget you
Your love is sweet misery

お前と出会ったときは泣いていた
今はおまえを忘れようとしている
おまえの愛は甘くて苦しい

出典: Cryin’/作詞:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes 作曲:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes

ここは繰り返し歌われているサビの部分です。

彼女との愛は惨めなものだったはずですが、出会いは心震えるものだったようです。

出会いの幸せな時間を思い出し、ずっと続けばよかったと回顧してます。

しかし現実の自分は、頑張って彼女を心から消そうとしているのです。

愛しているままで、想いを消そうとしています。

なかなか出来るものではありません。

まして彼は自分から決意して彼女を振っています。

とても辛い愛になってしまいました。

俺を責めて欲しい

I was cryin' just to get you
Now I'm dyin' 'cause I let you
Do what you do down on me

お前を手に入れたくて叫んでいたのに
今はおまえを手離し、だめになりそうだ
俺を責めてくれ

出典: Cryin’/作詞:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes 作曲:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes

以前は彼女を自分のものにしたくて、どうしようもなかった。

しかし、手に入れたと思った彼女は自分に本当の愛を向けてくれないのです。

おそらく、そんな仕打ちを受けても彼の愛は消えていません。

別れた方がいい、だから決別したけれど心はまだ追い付いてこない状況です。

だからこそ辛いのです。

彼は、わざと彼女を傷つけるような別れ方をしたのではないでしょうか。

彼女が自分から遠くに離れていくように…。

その罪悪感を消すように、自分を思いきり責めて欲しいのでしょう。

また、責められることで自分への関心を確かめたかったのかもしれません。

付き合っていても苦しかった

Aerosmith【Cryin'】歌詞を和訳して意味解説!二人の今の関係は?心から求める愛の姿に迫るの画像

愛しているのに、別れる真の理由が歌い上げられています。

彼はなぜ別れを決心したのでしょうか。

別れても状況は変わらない

Now there's not even breathin' room
Between pleasure and pain
Yeah, you cry when we're makin' love
Must be one and the same

愛する気持ちと辛い気持ちの間には
息をする間もない程だよ
でも、付き合っている時も君とはそんな感じだった
別れてもおなじだ

出典: Cryin’/作詞:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes 作曲:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes

今の彼は愛する心をどうにか捨てようと必死です。

いっそ嫌いになって別れた方が楽なのでしょう。

息も出来ない程、彼のその感情は揺れ動いています。

そんな辛い現状を告げた後で、以前からそうだったというのです。

彼女と付き合っていた時も、彼女の言動にいちいち感情を揺さぶられていました。

だから、別れたから辛いわけではありません。

辛かったから別れたのです。

別れを告げさせたのは君だ

It's down on me
Yeah, I got to tell you one thing
It's been on my mind
Girl, I gotta say


俺は気持ちが落ちているよ
そう、ひとつだけお前に言うことがある
ずっと心に思っていた、言わなきゃ

出典: Cryin’/作詞:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes 作曲:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes

少し抽象的な部分なので、解釈の分かれる箇所ではないでしょうか。

彼は彼女に何かをされて気持ちが落ち込んでいます。

その理由を別れた彼女にいっておきたいのです。

We're partners in crime
You got that certain something
What you give to me
Takes my breath away

二人は共犯だ
お前も知っていたはずだ
お前は俺の呼吸も奪ってしまう

出典: Cryin’/作詞:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes 作曲:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes

彼は別れの原因を作ったのは自分だけではない、といいたいのでしょう。

彼が辛い思いをするのを知りつつ、彼女はわざとつれない態度をとったのではないでしょうか。

それは確信犯です。

彼の反応が面白くて、弄ぼうとしていたのかもしれません。

そして彼はそのことを知っていて何もいわなかったのです。

自分が全てを知っていたこと、そしてどれだけ辛い思いをしたのか伝えたかったはずです。

いい方を変えれば、それだけ彼女を愛していたのでしょう。

愛しすぎてしまったので、彼女の行動すべてが心に敏感に突き刺さるのです。

彼女への未練

Now the word out on the street
Is the devil's in your kiss
If our love goes up in flames
It's a fire I can't resist

お前のキスは悪魔のキスだと
街中全てが知っている
もしも、俺たちの愛が業火の中にあるのなら
焼かれてしまうのには抵抗できない

出典: Cryin’/作詞:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes 作曲:Steven Tyler,Joe Perry,Taylor Rhodes