おもちゃの兵隊（Mrs. GREEN APPLE）の気になる歌詞の意味を徹底解釈♪コード譜あり！

Mrs. GREEN APPLEは、2013年に結成され、2015年にメジャーデビューしたバンド。

ボーカル、ギターと全ての楽曲の作詞・作曲を担当する大森元貴とギターの若井滉斗ら男女5人組バンドです。

ロックやJ-POPなどジャンルに縛られないポップなサウンドが特徴です。

まだ20代前半の彼らのサウンドは、RADWIMPSなど先輩ロックバンドからの影響を受けながら、よりポップなサウンドを繰り広げています。

2ndフルアルバムである『Mrs. GREEN APPLE』はオリコン最高9位を記録し、彼らが次世代の日本のバンドとして認知されはじめていることをあらわしています。

アルバムにはアイデアに溢れる様々な曲がありますが、今回紹介するのは疾走感溢れる「おもちゃの兵隊」。

ライブでは盛り上がることまちがいなしの曲です。

歌い出しからインパクトがあります。

"馬鹿には判らない"と言いきっている。

ただここで歌われている馬鹿という言葉は、決して誰かの頭が悪いとかそういうことを言っているのではないと思います。

ここで批判しているのは、この世の腐ったところに目をつぶって生きている人のことだと思います。

そして"おもちゃの兵隊が銃を持つ"という箇所から、ここで歌われているのは、人々を汚い言葉で攻撃しながら、この世の腐ったところと一体になっている人のことではないでしょうか？

ヘイトスピーチに代表されるような汚い言葉でのののしりあいは、ネット上のいたるところでみられます。

そして世界のいたるところで、あらゆる差別があります。

この歌ではそういう現実を踏まえ、世界に違和感を感じていない人に対して歌っているのかもしれません。

この世の中がなかなか素晴らしい世界にならないことや、酷い現実にほとんどの人が気づいていると歌っています。

そしてどうすれば世界は輝くのか？と歌っています。

汚い現実に対して胸糞が悪いと歌いながら、希望も歌われています。

望んでいることは、誰もが希望という望みを忘れないこと。

そしてその希望がどこかで多くの人と同じであることです。

だから多くの人が一緒に歌い、手を繋ぎ、この世界の傷をともに痛みながら、自分の自然の姿とこの世界の自然を感じることです。

そして貴方を思うことです。

時には他人のことを馬鹿にしながら、本当はともに繋がる望みを持っている。

そしてこの世界が少しでも良くなることを願っている。

そういう歌だと思います。

他者に対する否定と世界への肯定と、両方の側面が感じられる曲です。

これは現実に対して苦しみながら、歌を歌うという音楽の世界では希望に満ちているバンドの彼らの状態が反映されているのでしょうか？

あらゆる表現者は、感じたことを歌い、多くの人に影響を与えようとしている部分があると思います。

そして音楽がより良い世界を切り開いている部分があると思います。

でもその音楽はひょっとすると過酷な現実と直面した時に、心の奥底から生まれていることもあると思います。

もちろん歌が多くの人に響けば、歌はやがて歓喜の歌へと変わっていくこともあるでしょう。

彼らの歌の中にある肯定と否定は、ひょっとすると多くの若い世代の気持ちを代弁しているのかもしれません。

もし自分の気持ちを誰かが歌っているなら、その歌にあわせて歌うことも心の中にある希望へたどり着く方法だと思います。

彼らと同じようにより良い世界へ向けて歌いたいですね。

コード譜が掲載されているサイトを紹介します。

ぜひ聴いてみてください。

検索したところ、CDなど以外にMrs. GREEN APPLEの楽曲は下記のサブスクリプションサービスで聴けるようです。

登録している人はぜひチェックしてみてください。