現代ならではのフォークソング
デビューから20年以上経った今でも、魅力的な音楽を作り続けている斉藤和義。
そんな彼の楽曲は同じ芯を持ちながら、それぞれがまったく別の輝きを放っていることがわかります。
そのなかでも特に不思議な魅力を持つのが、「空に星が綺麗」です。
シンプルなリズムに人間らしい歌詞が合わさった「空に星が綺麗」は、どの世代にも受け入れられるような懐の深さが感じられるでしょう。
斉藤和義の聴きはじめにおすすめであり、少しでも多くの人に聴いてもらいたい曲なので、今回はとことん「空に星が綺麗」の魅力をご紹介させていただきます。
斉藤和義というアーティストについて
生粋のフォークシンガー
「空に星が綺麗」を作ったのは、フォークシンガー斉藤和義です。
1993年に「僕の見たビートルズはTVの中」でメジャーデビューを果たした彼は、その独特の世界と高い歌唱力からすぐに話題となります。
3rdシングル「君の顔が好きだ」が大阪のラジオで使用されたことから、関西圏での知名度が特に高かったそうです。
そして1994年発売の4thシングル「歩いて帰ろう」がポンキッキーズのOPテーマに採用されたことで、斉藤和義の名前は一気に世間に広まっていきました。
フォークソングらしい懐かしさを披露しつつ、新しいポップな感覚も取り入れていく斉藤和義スタイルは、すぐに世間に、そしてミュージシャンたちに影響を与えていきます。
アーティストからの高い評価
斉藤和義のファンは一般人に限らず、同業のアーティストにもたくさんいるのがポイントです。
Mr.Childrenの桜井和寿によって15thシングル「歌うたいのバラッド」をカバーされたり、絢香によって「歩いて帰ろう」が歌われたりしています。
他にもたくさんのアーティストが斉藤和義の楽曲を尊敬し、多くの場面で披露されているのです。
他にも小説家の伊坂幸太郎のデビューの手助けにもなったりと、音楽業界以外にも影響を与えているのが特徴となっています。
もちろん一般のファンからも高い支持を得ていますが、それ以上に同業者を魅了する力が、斉藤和義にはあったのでしょう。
ドラマ火花の挿入歌に大抜擢!
今の世界にもぴったりの楽曲
「空に星が綺麗」は発売当初、インスタント食品明星チャルメラのコマーシャルソングとして採用されました。
その後2011年には映画「吉祥寺の朝日奈くん」の主題歌となり、タイトルを「空に星が綺麗〜悲しい吉祥寺〜」と変更してリリース。
そして2016年に、ドラマ「火花」の挿入歌として再ブレークすることになりました。
発売から20年経っても、「空に星が綺麗」で歌われている内容は色褪せることはなく、人の心を打つことがわかりますね。
ベストセラーとなった小説が原作であるため、ドラマ「火花」は幅広い層にヒットした映像作品です。
そのため「空に星が綺麗」は、またしてもその魅力を世間に広めることができました。
こうしてたくさんの機会に恵まれていることも、「空に星が綺麗」を名曲とする大きな理由になっているのでしょう。
まだまだ使われる可能性がある
「空に星が綺麗」は、くせのないクリアな楽曲です。
そのため映画やドラマに合わせやすく、使いやすさが抜群となっています。
今後も「空に星が綺麗」は、どんどん映像作品に使われていく可能性はあるでしょう。
そのたびに楽曲の意味や魅力が見直され、再評価が繰り返されていくかもしれません。
そうなれば「空に星が綺麗」は、本当の意味でのロングヒットが期待できる、世代を越えた音楽となるでしょう。
「空に星が綺麗」の歌詞をチェック!
素朴な涙を誘う歌詞
「空に星が綺麗」の歌詞には、語りかけるような素朴さがあります。
無理な言い回しや狙った言葉がないので、聴いていて自然と涙することもあるでしょう。
斉藤和義の歌声とメロディも至高ですが、ただ文章として読んでもなにか感じるところのある「空に星が綺麗」。
冒頭からご紹介していきますので、少しでも気になるのならぜひチェックしておきましょう。
口笛吹いて歩こう 肩落としてる友よ
いろんな事があるけど 空には星が綺麗
懐かしい公園にちょっと行ってみようか?
最近忘れてること なんか思い出すかも
出典: https://twitter.com/_sk_bot_/status/855161868586856449