まるで音楽で食べていけない自分。
男としても情けない姿を見せている自分。
それでも彼女は側で寄り添ってくれました。
葛藤を抱きながらも、もうGADOROは彼女に夢中です。
辛い時に支えてくれる人とは、何があっても一緒に生きていけると思えます。
この最後のリリックで歌われているのは、彼女に抱いていた最高潮の愛情。
彼女さえいれば他に何も必要なかった。
自分の心の大切な軸になっていた。
でも、今彼は一人四畳半の部屋でこの曲を制作しています。
「G」はGADOROの頭文字。
まるでラブレターみたいですね。
歌詞の途中で手紙を破るという表現がありました。
ラブレターを書き、破り捨て、代わりにラブソングを作ったのかもしれません。
彼らしい方法で、彼らしい言葉で伝えようとした結果なのでしょう。
タイトル「三日月」をさらに考察
歌詞の意味を紐解いたところで、再びタイトルの考察へと戻ります。
実は深い意味が込められていたのでした。
太陽ではなくて「三日月」?
歌詞の中で彼女の笑顔を「三日月」と表現しました。
そして、彼女という「三日月」はGADOROを照らしてくれる、とも言っていましたね。
ラブソングではこうした存在を「太陽」に例えることが多いでしょう。
あえて「三日月」にしたのには理由があると思います。
GADOROとの関係性
GADOROの生きる道は暗闇だった…。
そう筆者は解釈しました。
陽の差すことはない、ひたすら夜が続いている真っ暗闇。
夜闇を必死にもがいている中で優しく照らしてくれたのが彼女だったのです。
そして「三日月」は段々と細くなり、ついには姿を消してしまいます。
消えた状態こそが、ラブソングを制作しているタイミング。
彼女との関係性を的確に表現したのが「三日月」という表現だったのではないでしょうか?
最後に
GADOROの「三日月」はいかがでしたか?
正直、最初筆者が聴いた時はボロボロに泣いてしまい、考察どころではありませんでした。
GADOROの言葉は本当に心に響きますね…。
恋愛において自分の失敗を語るのは勇気がいること。
男性なら尚更だと思います。
でも、彼は痛々しいまでに自分の後悔を口にしましたね。
これが、誰もが知らない間に背負っている「罪悪感」や「後悔」を呼び覚ますのだと思います。
特に今までのGADOROを知っている人にとっては、歌い方ひとつひとつに深い愛を感じたのではないでしょうか。
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最後に、自分自身を責める歌詞という意味で共通点のある楽曲「輪廻転生」をオススメします。
ぼくのりりっくのぼうよみの楽曲で、すさまじい感情の渦が表現されている作品です。
【ぼくのりりっくのぼうよみ/輪廻転生】歌詞解説!犯した罪とは?地獄に落ちる覚悟はできている! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
罪が執行されていく様を表現した「輪廻転生」は、混沌としたぶっ飛んだ作品。今回はその歌詞に込められた意味をPVと共に解釈していくので、一緒に紐解いてみましょう!
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