海外ではLIVEで声量のないアーティストを認めない傾向だそうです。
もちろん歌唱力も重要ですが、その前にまずは声量が第一。
それでいくとSU-METALはそこまで太い声というわけではありません。
しかし規模の大きい海外のステージでSU-METALの声は不思議とよく通ったのです。
SU-METALの声を聴いてみるといわゆる“日本人らしい細くかわいい声”。
それなのに客席最後尾までちゃんと届く声なのです。
この神がかった声質を海外は絶賛。
「どんな楽器の爆音にも負けない声」と評したのです。
東洋の無名のアーティストがいきなり海外のLIVEで演奏しても誰も耳を貸さないもの。
しかしBABYMETALは一発目から客席を沸かせました。
BABYMETALのバックバンドもそうそうたるメンバーではあります。
ですがやはりSU-METALの声あってこその歓声だったといえるでしょう。
海外のLIVE会場は日本ほど繊細な造りではありません。
粗削りなところも多いのです。
それでもSU-METALの声はけっして埋もれませんでした。
「すごい子が来た!」
海外の耳の肥えたメタラーたちはSU-METALの名を讃えるに至りました。
日本のアイドル×メタルの魅力が融合
控えめ、なのに激しい!
SU-METALは日本人らしい童顔系ルックスながら海外ウケ抜群です。
はっきりした目鼻立ち、それでいて優しげで柔和な雰囲気。
そこから想像できないほどの激しいメタル。
そして類まれなる声質はギャップの魅力を感じさせます。
こうしてBABYMETALはあっという間に世界征服を果たしました。
キツネの神降ろし
BABYMETALのコンセプトは<メタルの神(キツネ様)の降臨>。
憑(と)りつかれたように踊る3人。
東洋の宗教に秘められた厳しさや激しさを表しているかのようです。
そして左右で踊る2人(MOAMETAL・YUIMETAL)を操るような動きのSU-METAL。
左右対称に動くさまはまるで“キツネの権現様+対の狛狐(こまぎつね)”のよう。
ふだんは穏やかなSU-METALの表情もLIVE時には厳しい表情にチェンジします。
何かがSU-METALに乗り移っているのでしょう。
そんな時のSU-METALは神々しいまでに美しいのです。
ふと神秘的で妖艶な表情を見せるSU-METALに誰もが釘付けになります。
しかし普段はとってもかわいいSU-METAL
首にちょっぴり怖いキツネ様の巻物をしたSU-METAL。
それでもしおらしく首を傾げる姿は楚々とした雰囲気です。
“ふだんのSU-METAL”と“ステージ上のSU-METAL”はまったくの真逆。
同一人物とは思えない、その落差がカッコいいのです。
この和服姿からはあの激しいダンスがまったく想像できません。
鋭い眼光に魅せられる!
海外ではあまりの神々しさに「QUEEN」と呼ばれています。
たしかに左右の2人を冷徹に操るさまはクールな女王様のよう。
SU-METALの眼光はとても威厳に満ち、海外でも「死の睨(にら)み」と評判です。
「KARATE」の動きの合間に見せる眼差しにもゾクッとさせられます。
海外のSU-METAL人形
海外ではBABYMETALの3人を模した人形が販売されています。
上はSU-METALのお人形。とてもキュートな雰囲気です。
胸元の指のキツネサインもばっちり。
人形化されているのは有名人の証。
SU-METAL人気恐るべしです。