「sayonara complex」はCHAI流の応援ソング！女の子なら誰もが共感できる歌詞がスゴイ

こちらは「りんご音楽祭2017」でのライブ映像です。

ユウナとユキのリズム隊の圧倒的な演奏力に支えられて、実はライブ重視の実力派のバンドです。

その若さとしては驚くべき技量と熱量を持ったライブが魅力です。

それでは早速「NEOかわいい」バンドCHAIの名曲、「sayonara complex」の歌詞を徹底解説していきましょう！

女性たちのコンプレックスを開放するために活動しているCHAI、すべての女性たちに対する応援ソングとなっています。

一番の歌詞では流行や現代の「かわいい」という概念にとらわれることに対する疑問符をCHAIは提示しています。

でも、それってどこか悲しいし、寂しい。

「かわいい」に従わされる私たちの価値観に対してクエスチョンマークを投じています。

人はみんな違うはずなのに、単一的な価値観にとらわれることは果たして正しいことなのでしょうか。

結局はそれは一部の人しか享受しえない享楽であって、競争に敗れた、あるいは「かわいい」からこぼれた私たちはどうなってしまうんだろうか、という素朴な疑問を感じさせます。

今までの「かわいい」に服従する私のプライドを解き放てとここでは強く提示しています。

そして飾らない素顔を見せることと、その素顔を認める価値観を承認することに対しての現代のわびしさについてもここでは言及されています。

この時代を変えていこうというCHAIの思いが伺えます。

メインコーラスではこの曲の最大の主張である「かわいい」を目指す「私」を変えようという主調が繰り返されています。

自己を変えようという強いメッセージはシンディーローパー以来の強いメッセージ性をもったアーティストのようにも思われます。

クライマックスは、「sayonara complex」の主題である、「かわいい」の概念を変えよう、「かわいい」は自由なんだよという強いメッセージが込められています。

現代の「かわいい」から零れ落ちた人たちの「かわいらしさ」を再発見し、肯定してくれる懐の深いCHAIのメインテーマとして象徴的な一曲となっています。

いかがでしたでしょうか。

人気沸騰中の「NEOーニュー・エキサイト・オンナバンド」、CHAI。

そのバンドが目指す「かわいい」の改革、「NEOかわいい」の価値観を広める活動に対するぴったりのテーマソングとなっています。

私たちの「コンプレックス」をいい意味で裏返しにしてくれる、優しい包容力のある応援ソングです。