「the non-fiction days」はMVの演出がカッコいい
2016年5月18日にリリースされた「the non-fiction days」は前のめりの疾走感がクールな楽曲。
BAND-MAIDの3枚目のアルバム「Brand New MAID」に収録されています。
浜辺で撮影されたMVではメンバーがかねてから希望していた炎の演出が見どころ!
昼間の吹き抜ける海風のシーンと、後半からは夜の浜辺で炎ごしに演奏するシーン。
この2つで構成されたMVは臨場感あふれる作品に仕上がっています。
MVが公開されたのは4月上旬。
実際に撮影を行った時期はまだまだ寒く、凍えながら撮影に挑んだそうですよ!
確かにメイドの服装はヒラヒラとして寒そう…。
でも、寒さを感じさせないアツいパフォーマンスをしていますね♪さすがです。
先ほどいった炎の演出も結構至近距離でハラハラさせられます。
炎ごしのメンバーのショットはとっても映像映えしてカッコいいですね。
メンバーのスキルの高さが感じられる完成度
「the non-fiction days」は大ヒット曲「Thrill」や「REAL EXISTENCE」と比較しても疾走感重視のサウンドが印象的です。
曲の勢いを乱すことなく細かいテクニックが適確に入れ込まれていて、圧巻の演奏といえるのではないでしょうか?
前ノリ(正確なリズムよりも早めに音を出すこと)な演奏はどんどんと前へと突き進む攻めの音楽。
まるでライブで演奏を聴いている様な感覚になれますね♪
ヘビーに聞かせるところと軽やかに聞かせるところのメリハリが疾走感につながっており、とても素敵です。
ボーカルも今まで地声(話すときの声)で張り上げる印象が強かったのですが、力強い裏声を織り交ぜてスムーズに盛り上げています。
こんなに綺麗な裏声も出せたのですね!
楽器隊、ボーカルともにこの楽曲では成長する部分多かったとのこと。
結構難易度が高かったそうですよ。
彼女たちの努力があってこそ、このノリのいいサウンドが出来上がっているのですね!
他人に「判断基準」を委ねている自分
自分の意思を持たないことが問題
壊れた時計はどちらでしょうか?
You know it's my choice どちらにせよ両方クロだった
誰かの判断基準 借りる形でしか
善も悪も決められない
出典: the non-fiction days/作詞:中村 彼方 作曲:大西 俊也
「時計」は正確な時間を示すもの。
そのどちらかが壊れているという問いかけから始まります。
これはおそらく比喩でしょう。
二人の人間がそれぞれ別のことを言っている状況。
果たしてどちらが嘘つきでしょうか?
そんな問いかけなのだと思います。
そして、他人の意見を自分の「判断基準」にしている時点でどちらも不正解といっています。
他人の善悪を決めつけるよりも、己の意思を持っていない方が問題といいたいのでしょう。
他人を疑うことに「意味」はあるのか?
孤独になると疑ってしまう 本当に自分は在るのか
出典: the non-fiction days/作詞:中村 彼方 作曲:大西 俊也
疑心暗鬼になってしまうけど、「人を疑う」という行為に自分の意思はどどれだけ確立されているのか…。
今の自分で本当にいいのか?
何かに囚われているだけではないのか?
そんなメッセ―ジを感じ取れますね。
不器用な自分と向き合う
ひとり自分自身と戦っている
That's the heavy non-fiction days
嘘つきの癖
吐き出せないで毒が回る
相当 tough な non-fiction days
器用にもなれず
笑えないな
まさか誰か操作してる non-fiction days
部屋の中でさえも
Don't fight myself
出典: the non-fiction days/作詞:中村 彼方 作曲:大西 俊也