『あの日のオレンジ』(GReeeeN)の歌詞にはたくさんの「好き」が詰まってる♡歌詞の意味を解説♪

「あの日のオレンジ」は、2014年8月6日にリリースされたオリジナルアルバム「今から親指が消える手品しまーす。」の13曲目に収録されています。

 このアルバムに収録されているシングルは「愛し君へ」「僕らの物語」「愛すべき明日、一瞬と一生を」の3曲のみ。

しかし、そのほかのアルバム曲のほとんどにタイアップがついているんですね。さすがGReeeeNですよね。

 オリコン週間ランキングでは、惜しくも2位だったのですが、音楽配信サイトではダウンロードランキング1位を獲得しています。

 初回限定盤A・B・Cの3種類と、通常盤の4種類があり、初回盤についているDVDには、シングルカット3作品と「忍」のMVが入っています。

初回限定盤Bだけ、復習盤として「あいうえおんがく」「またね。」など7曲収録されたCDがついています。

「あの日のオレンジ」は、ティッシュペーパーで有名な「エリエール」の35周年タイアップソングとなっています。

 MVは、実家に子供を連れて帰ってきた娘が部屋の中から古いカメラを見つける所から始まります。そのカメラは写真を撮ると昔の景色が映し出されるという不思議なカメラ。

 老いた父親と母親を写すとそこにはまだ若かったころの2人が映し出され、過去へ想いを馳せていくというストーリー。

 クライマックスにも、しっかりと「エリエール」が使用されていたり、カメラが35年前の過去を映し出すというのも面白いですよね！

 公式サイトにHIDEの全曲コメントが掲載されていますので、ぜひチェックしてくださいね。

GReeeeNには「オレンジ」というタイトルの楽曲があります。2012年4月25日にリリースされた16thシングルなのですが、HIDEは「あの日のオレンジ」はもう一つの「オレンジ」だと語っているんですね。

 「オレンジ」は、女性の片想いについて歌っている曲なのです。学校からの帰り道、一緒に帰る嬉しさをどう表現していいのかわからずに悶えている可愛らしい女の子が主人公なんですね。

 そして「あの日のオレンジ」は、男性の片想いについて歌っています。まさに「オレンジ」の男子ver.なんですね。

 どちらの歌詞の中でも「星を見ている」という表現が出ていて、男性も女性も恋をすると空を見上げ物思いにふけってしまう気持ちが伝わりますね。

片想いをしたことがある人なら、共感できるのではないでしょうか。

君が僕に対して特別な感情があるわけじゃないということが分かっていても、自分に向けられた無垢な笑顔を思い出して眠れなくなってしまう。

気がつけば、いつも君のことばかりを考えている様子がよく分かります。

片想いの時期は、相手がこちらを好きな証拠がない分、どれくらい会話できたか、どれくらい仲良くなれるのか。恋が成就する道があるのかと、そんな事ばかりを考えてしまうんですよね。

ちょっとしたことで飛び上がるくらいうれしいのに、ちょっとしたことでまるで地獄のように感じてしまう。そんな恋の魔法にかかってしまった主人公の苦悩が伝わります。

一分一秒でも長く君と一緒に居たい。

主人公のあふれんばかりの「好き」が感じ取れますね。

好きな気持ちだけなら楽しいはず。

でも、好きで好きで、好きすぎて24時間君のことしか考えられなくて苦しくなるくらいなんだから、僕以上に君を想っている人はいないと歌います。

君がいることで僕の世界は始まり、君が何よりも優先事項。

こんな風に思ってもらえるなんて、女性としてはうれしい限りですよね。