最強ヒップホップユニットの最強アンセム

ジャパニーズヒップホップをお茶の間へ!

【マルシェ/KICK THE CAN CREW】歌詞を解説!酒を飲んでアゲアゲ♪幸せの国へようこその画像

後にKICK THE CAN CREWを代表するヒットナンバーとなった【マルシェ】。

この楽曲は彼らの5枚目のシングルとなっています。

前年にリリースした山下達郎のカバー曲『クリスマス・イブRap』から着実な進化を重ねてきた3人。

今作【マルシェ】も、発売直後にオリコンランキングでのトップ10入りを果たします。

さらにリリース年の年末には、彼らはこの曲を引っ提げて紅白歌合戦への初出場を決めました

 

大衆にジャパニーズヒップホップの魅力を伝え続けた彼らの、ひとつの集大成となる紅白歌合戦出場。

同業者からは常に賛否両論あった3人の活動でしたが、今となってはシーンに彼らの名を欠かすことはできません。

KICK THE CAN CREWというユニットは、それだけ大きな功績を音楽業界に残してきたのではないでしょうか。

【マルシェ】の曲名の由来は?

【マルシェ/KICK THE CAN CREW】歌詞を解説!酒を飲んでアゲアゲ♪幸せの国へようこその画像

そんな彼らを不動の存在としたシングル【マルシェ】。

この曲、実は曲名にも由来があるんです。

曲名の由来はハウス食品の「カレーマルシェ」のような感じだったから。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/マルシェ (曲)

どのような部分が『カレーマルシェのよう』だったかは定かではないのですが...。

推測するとすれば、ヒップホップの正統派トラックでありつつ幅広い世代に愛される曲に、という形でしょうか。

そういった所から、シンプルに音楽を楽しめるようなこの曲の歌詞作りが始まったのかもしれません。

あの人が出演!映画の主題歌にも抜擢!

超有名人主演の怪作!?のオープニング曲

【マルシェ/KICK THE CAN CREW】歌詞を解説!酒を飲んでアゲアゲ♪幸せの国へようこその画像

実は今作【マルシェ】、とある映画主題歌にも使われているんです。

作品名は『無問題2』。香港映画の為、タイトルの無問題は『もうまんたい』という読み方になります。

かなりの映画フリークな方でないとご存知ないような少しマニアックな作品になるのですが...。

そんな映画の主演を務めているのは、なんとあのナィンティナインの岡村隆史

今や様々な番組の司会も務めるような人気タレントの彼にも、こんな怪作での主演経験があったのですね。

もちろん相方の矢部浩之も友情出演しているようです。

ナイナイ岡村らしいアクションコメディですので、気になる方はこちらも鑑賞してみてはいかがでしょうか。

韻の踏み方も癖になる!?気になる歌詞を解説!

さて、それでは早速【マルシェ】の歌詞を見ていきましょう!

ヒップホップならではのリズミカルな韻の踏み方にも注目です。

ヒップホップシーンの先頭を走る者の説得力

【マルシェ/KICK THE CAN CREW】歌詞を解説!酒を飲んでアゲアゲ♪幸せの国へようこその画像

今まさにノリノリの 元気モリモリの 色とりどりの トリオ(トリオ!)
さらにのびのびと この飛び飛びの 語尾と語尾を つなぐ喜び
七転び 浮き沈み up&down 何べんだって やってんだ
テンパってんなって 合点だ 1000%の確率で未来は
自由な時代さ だって太陽が 皆の相棒だぜ そう会場は
笑い声が響き渡る どんな雨も今日は虹に変わる
直に分かる 君にはまず 楽しむ権利と楽しめる元気
備わってるぜ両方とも 幸せの国へようこそ

出典: マルシェ/作詞:KICK THE CAN CREW 作曲:KICK THE CAN CREW

まず頭の歌詞からは、彼らの気概やヒップホップの楽しさを伝えたいという思いが伝わってきます。

3人ともそれぞれのカラーや個性で、各々ヒップホップシーンを牽引してきた存在。

そんな最強の3人が集まったユニットが、最高じゃない訳がない!

自分達を『キャラ立ち3本マイク』とも称しており、そこから彼らのユニットへのプライドが伺えますね。

 

また、彼ら3人がヒップホップというジャンルをとても楽しんでいることも伝わってきます。

本来ヒップホップという音楽のジャンルには、決められた歌詞がない事の方が多いんです

語尾の母音を揃える『韻を踏む』という行為を行いながら、その場でオーディエンスを盛り上げるのです

その為、もちろんテンパって上手く言葉が出ないこともあります。

一方で、自分のアドリブで自身の想像以上に会場を興奮させられることだってあります。

トラックの中での言葉での戦いを繰り広げてきた百戦錬磨の彼らだからこその楽しみ方が描かれていますね

そんなヒップホップを、まずは聞いてみるのも良し。そこから自分でも挑戦してみるのも良し。どんな形でもOK!

ヒップホップというシーンへのウェルカムな姿勢が実際のトラックに乗せて届けられています。

単純に楽しめ!コールアンドレスポンス