「way of life」は岡田准一主演ドラマ「SP」主題歌

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2007年に発売された「way of life」はV6通算32枚目のシングルです。

週間オリコンチャート1位を獲得し、初動の売上のみで前作「ジャスミン/Rainbow」の累計枚数を上回りました。

オリコン1位に輝いたのは楽曲の魅力ももちろんありますが、ドラマ「SP」とのタイアップが大きいでしょう。

特殊能力を駆使して戦う!ドラマ「SP」とは?

「SP」は岡田准一さんが主演のドラマで、2007年11月から2008年1月までフジテレビ系列で放送されました。

岡田さん演じる凄腕のSP・井上薫とその仲間たちが凶悪なテロリストたちと戦っていくストーリーです。

ただ要人を守るのではなく、主人公・井上が特殊能力を持つというのがキモ。

それがこのドラマをただの刑事ドラマではなく見ごたえのあるものにしているのです。

岡田さんはじめ、身体能力を買われたキャスト陣によるアクションシーンは圧巻

見ていて思わず「カッコイイ!」と叫んでしまうクールな作品です。

土曜深夜枠でありながら人気を博し、レギュラードラマが終了後も特別版、劇場版と次々に展開されていきました。

「way of life」の歌詞を紹介

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ドラマ「SP」の世界観に寄り添っていると話題の「way of life」。

直訳すれば「生き方」という意味ですが、「SP」の主人公・井上薫の生き様を指し示すような内容になっています。

彼の生き様とこれからを、歌詞から読み解いていきましょう。

過去を引きずりながら「前に進む」

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ふと 気がつけば 時は過ぎて
あてもなく ただ一人さまよう
雲の切れ間に 光が射し
照らし出す日々 かざす手のひら

出典: way of life/作詞:Shihomi 作曲:Hiroo Yamaguchi

1番は井上薫のどちらかといえば暗い過去に焦点を当てています。

仲間との出会いがない、トラウマに縛られた状態ですね。

主人公・井上薫はシンクロをはじめとする様々な特殊能力を獲得していますが、彼には深い心の傷が残っています。

特殊能力を得たからといって、癒えることのない傷を抱えながら前へ進もうともがいている。

1番からは、辛い過去を引きずりながらも前に進まなくてはいけないと言い聞かせ、前進する井上薫の姿が想像できますね。

言葉にするだけでも痛々しい光景ですが、メロディにのることでその歌詞はさらに叙情的になります。

大きな転換を迎えるCメロ

よみがえる 幼き記憶を
辿っても 何処にも行けやしない
ありのまま 心のまま伝えたい想いを今
叫ぶ 声を枯らして

出典: way of life/作詞:Shihomi 作曲:Hiroo Yamaguchi

後半になると、過去を引きずる姿に少しずつ変化が出てきます。

特にCメロからのドラマティックな展開は、希望へと歩いていく井上の人生を表現しているかのようです。

どこか寂しいメロディラインでありながら、音が増え厚みを増していくことで前向きな彼の心境の変化が見うけられます。

ドラマで言うならば、かけがえのない仲間との出会いで居場所を得た井上は、新しい場所に向かって進み始めます。

「戻れない昨日」を振り返っていた日々から、徐々に本当の意味で前を向くようになっていきます。

それが如実に表れているのが最後のサビです。

「昨日」ではなく「明日」のために。感動の大サビ

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駆け抜けた道 立ち止まって
届かない想いも ほら
いつか解り合えたらと
追いかけてゆく 追いかけてく
守りたい明日がある
歩いてく 今日もこうして

歩いてく 今日を信じて

出典: way of life/作詞:Shihomi 作曲:Hiroo Yamaguchi

「戻れない昨日」ではなく「守りたい明日」のために命をかける。前へと進んでいく。

今まではどこか言い聞かせるような義務感で前を向いていた井上が、ここに来て守りたいもののために前を向くことを決意するのです。

井上の過去や抱えているものについては是非ドラマを視聴して確認してほしいのですが、彼の心境やスタンスの変化を絶妙に表している歌詞だと思います。

ドラマのエンディングでこれが流れると思うと、胸が熱くなりますね。