寂しさを抱えながら

愛と想像力の行方

BIGBANG【SOMEBODY TO LUV】和訳歌詞の意味を解釈!この愛を「最後」と歌う心境は?の画像

もどかしい気持ちが渦巻くたび
胸に募る想いが溢れ出す
君へ届くよう I sing this luv song
You need Somebody to Luv to
Somebody to Luv you

出典: SOMEBODY TO LUV/作詞:Perry Borja,Kitayama Moss,G-DRAGON 作曲:G-DRAGON,Seung Chun Ham

間に歌い出しの箇所のリフレインを挟みます。

繰り返しになりますので掲載は割愛しました。

ここでは君との愛について語られています。

俺のような強気で押してゆくキャラクターでも切ない思いを抱えていました。

愛する君を大切にしようと思うと色々な心配事が芽生えるのでしょう。

パートナーを大事にしたいという気持ちは私たちに様々な想像をさせます。

この想像力は愛そのものの力でもあるので大切なものでしょう。

しかし想像力は悪い予感さえ引き込むことがあります。

こうした嫌な予感に導かれると心の中にもどかしさが降り積もってゆくのです。

もちろんパートナーとの素敵な未来を予感することもあります。

同じ想像力の仕事なのですがいい方に向かうか、悪い方に予感が疼くかはコンデイションによるのです。

英文の箇所の意訳を添えましょう。

「俺はこのラブソングを歌うよ

君も愛すべき誰かを必要としているのさ

君のことを愛してくれる誰かをね」

ここでの誰かとはまさに俺のことだよというのが本音なのでしょう。

お互いに寂しさを抱えて生きてきたのだから一緒になろうという気持ちを添えます。

愛の能動性を知ること

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「誰か」を愛して
「誰か」に愛され
「誰か」と別れ どこかでまた
「誰か」が「誰か」と巡り会う中
これが最後のLove

出典: SOMEBODY TO LUV/作詞:Perry Borja,Kitayama Moss,G-DRAGON 作曲:G-DRAGON,Seung Chun Ham

俺と君の恋愛模様を超えて恋愛についての大きな考察をしています。

私たちはまず能動的に誰かを愛するようになるのです。

その次に相手からも愛されることを望みます。

この序列は逆転することもあるでしょう。

誰かから愛されて始まった愛を経験している人も多くいます。

しかし序列が逆転してもいずれ能動的に相手を愛せるようにならなければいけません。

愛されるということばかりに汲々としている人は愛の本質を見失いがちです。

愛の本質はその能動性にあると考えた方が自然でしょう。

人と人を隔てた壁を愛の力によって打ち破れるのが人間存在に備わった高度な愛の技術です。

この愛する技術こそが能動的なものでしょう。

「SOMEBODY TO LUV」は愛すべき誰かを探すという極めて能動的な力がメインテーマです。

ときに別れてしまうこともあります。

若い愛は特に長く持つことの方が稀かもしれません。

愛に裏切られたりしたときは不信感に沈むときもあるでしょう。

しかしいつしか不信感を振り切ってもう一度愛に賭けようと願うときがきます。

誰かを愛した過去を持ちながら、また私たちは愛すべき誰かとめぐり逢ってしまうのです。

次の愛こそ最後の恋愛だと私たちは意気込みます。

「SOMEBODY TO LUV」の俺もこの愛こそ至高のものだと考えるのです。

至高の愛ならばこれ以上、恋愛相手を変える必要はないのだと思い至ります。

こうして俺は君との出会いこそが最後の愛になると考えるようになりました。

きわめて健全な考え方であり、このふたりが永遠の愛を誓いあえるならいいとリスナーも願うでしょう。

誰もが誰かを求め尋ねている愛の姿。

しかし俺は君こそ「SOMEBODY TO LUV」だと気付きました。

人生で最後の愛にして最長の恋愛にしようと願うのです。

最後に 「SOMEBODY TO LUV」から学ぼう

BIGBANG【SOMEBODY TO LUV】和訳歌詞の意味を解釈!この愛を「最後」と歌う心境は?の画像

Somebody to love... somebody to love
And I know she can hear me say
I want somebody to love... somebody to love
No I won't stop until she's with me

出典: SOMEBODY TO LUV/作詞:Perry Borja,Kitayama Moss,G-DRAGON 作曲:G-DRAGON,Seung Chun Ham

いよいよクライマックスです。

歌い出しのリフレインですので訳出は最初の章の本文を参考にしてください。

最後まで「SOMEBODY TO LUV」というテーマについて歌います。

歌い出しと違う点はすでに俺がこの愛すべき誰かを見つけてしまったことです。

俺が君とめぐり逢えたのはなぜでしょうか。

確かに奇跡の出逢いに助けられたのかもしれません。

しかし俺が常に能動的に愛を探し求めていたこと。

このポジティブな力にも注目しなければいけません。

2010年の楽曲ですからマッチング・アプリをいじって画面をスワイプして手にした愛ではないです。

普段の生活から一貫して愛を最重要項目にしていたからこそ出逢えたのが君でしょう。

先進国ではSNSやアプリでの出逢いというものはもはやスタンダードです。

しかしそうしたツールがまだ発展途上だった時期の歌ですから出逢いの在り方はアナログでしょう。

便利さを否定する必要はありません。

ただアナログな出逢いにはそれ相応の味があるのも事実です。

また愛を貪欲に求めて、しかも諦めないよという俺の姿勢が素晴らしいでしょう。

草食男子という言葉の真逆をゆくような姿勢で日々を生きているのです。

そういった意味では旧いタイプのキャラクターかもしれません。

ただ愛に旧いも新しいもないでしょう。

愛に対しての積極性や能動性はいつの時代も現実生活を変えてしまう力を持っています。

「SOMEBODY TO LUV」でのG-Dragonの恋愛観が日本でも受け入れられたこと。

周囲の草食化する男子に幻滅している日本の女子に支持されたのならば哀しいことかもしれません。

歌詞の中の俺に見られる愛に対する貪欲さから学べるものはたくさんあるようです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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