とても丁寧に韻を踏んでいるのが印象的です。
「Summer station」と「Summer vacation」など、イベントや季節を意識した言葉もばっちり。
前述のように先輩からラップを教わるなど、猪狩くん自身、ラップに並ならぬ関心を抱いているようです。
これからもきっと、猪狩くんのラップを楽しめる機会は続くのではないでしょうか!
メンバー紹介ラップを見てみよう!
HiHi Jetsには、『ジャニーズ銀座』で披露されたオリジナルの「メンバー紹介ラップ」があります。
5人のメンバー1人ひとりを紹介するパートが設けられたこのラップ。
会場ではお客さんにアンケートを取り、タイトルを決めようとする様子も見られました。
そこで採用されたタイトルは「だぁ~くねすどらごん」という中2感溢れるものでした(笑)。
とはいえ、JASRACなどへの登録もなく、正式タイトルは定かでありません。
ですので、ここでは「HiHi Jets メンバー紹介ラップ」としてご紹介させてください。
猪狩くんの紹介パートは、下記の通りです。
きっちり分ける 好きと嫌い
次のステップへの踏み台
に するする全部 足踏み鳴らせ
極めるセンス 花咲かすまで
調子は常々最高潮
ローラー履いたら大暴走
幾度と通った登竜門
が 猪狩をつくる 原材料
出典: HiHi Jets メンバー紹介ラップ/作詞:猪狩蒼弥 作曲:不明
猪狩くんが中心となって作詞
このラップを作るにあたり、猪狩くんが中心となって作詞を行ったといいます。
メンバー5人それぞれの特徴をしっかり掴んだ上で、きちんと韻も踏んでいるのが特徴です。
プロのラッパーと比べると、まだまだ韻の踏み方が甘い箇所も多数見受けられはします。
でも、こうして少しずつ積み上げていく経験がまた「猪狩を作る原材料」となるのでしょう。
「極めるセンス 花咲かすまで」
彼は語彙力だけでなく、その言葉を用いて話を進めていくセンスもピカイチ。
HiHi JetsのMCでは髙橋優斗くんと並んで発言量が多く、中心となって話題を進めていきます。
猪狩くんがすごいのは、誰も傷つけずに話を納めることができるところ。
アイドルとはいえ男子中学生・男子高校生ですから、HiHi Jetsや東京B少年のMCはときおり危うさをはらむことがあります。
そんなとき、すっと話題を変えることができるのが猪狩くんの強みです。
周囲に誰よりも気を遣うことができる、そんなところも彼が「猪狩部長」と呼ばれる所以なのかもしれません。
「ローラー履いたら大暴走」
冒頭でも述べたように、猪狩くんはローラースケートの腕を買われ、スカウトでジャニーズ事務所に入りました。
その技術は未だに、ジャニーズJr.内でもトップクラス。
オリジナル曲「HiHi Jet」のイントロをはじめ、彼がソロでローラーのパフォーマンスを行う機会は多々あります。
他のメンバーと比べても圧倒的なスピード感なので、ぜひ見てみていただければと思います。
ちなみに、ローラーで足腰を鍛えたからか、彼のダンスの色気はかなりのもの。
特に腰から下の動きは、中高生とは思えないくらいセクシーです!
メンバー想いの一面も
猪狩くんは、今年の頭に作間くんが加入するまでHiHi Jets(当時はHiHi Jet)の最年少でした。
中学生だった猪狩くんのグループ愛はかなりのもので、中でも下記のエピソードが非常に印象的です。
4人時代の話ではありますが、猪狩くんの人となりがよく分かるエピソードなので紹介します。
「泣いたりしちゃいけないキャラだと思ってた」
2017年の春先、『ジャニーズ銀座』の公演を控えていたHiHi Jet。
公演直前、猪狩くんは脚を怪我してしまい、パフォーマンスをすることができなくなります。
幕が上がると、そこに猪狩くんの姿はありませんでした。
3人(プラス東京B少年)での公演を終えてしばらく経った頃、メンバー4人は、雑誌でこの頃のことを振り返っています。
怪我をして、復帰してからも凹む素振りを見せず、あっさりと振る舞っていた猪狩くん。
自分の中でいろいろ考えた末にそんな態度を取っていたようです。
「猪狩がいない間、いろんなことを考えた」と話す他のメンバー。
それを聞いているうちに、猪狩くんの目には涙が浮かんだといいます。
明るくカラッとした性格の猪狩くんは、それまで「泣いたりしちゃいけないキャラだと思ってた」そうです。
しかしそこで涙を流し、メンバーがそれを受け入れたことで、4人の絆はいっそう深まりました。
グループのことを誰より想い、誰より愛している猪狩くん。
その想いこそがHiHi Jet、そしてHiHi Jetsをどんどん良いものにし続けているのだと思います。