永遠の絆を歌う、SMAPの「STAY」
ファンが愛する曲、第1位「STAY」
SMAP25周年メモリアルベストアルバムとして発売された『SMAP 25 YEARS』は、ファンが収録したい曲をインターネットから投票するスタイル。
ファンが本当に愛する楽曲の第1位として選ばれたのが、今回ご紹介する「STAY」です。
それまでSMAPの「STAY」は、アルバムの片隅にあった知る人ぞ知る曲に過ぎませんでした。
ところが、SMAP解散騒動がマスコミを席捲した2016年1月13日の直後、2016年1月18日にメンバーのラジオ番組にて「STAY」が流されたのです。
「STAY」がファンに届けるSMAPの想い
2016年1月1日、SMAPが毎年出演する『CDTV』のプレミアムライブで、SMAPは「STAY」を熱くパフォーマンスしました。
そして2016年1月13日に、SMAP解散騒動がマスコミを席捲したのです。
さらに数日後の18日、メンバーのラジオ番組にて「STAY」がもう一度流され、深く傷つき不安を抱くファンたちを支える曲となりました。
結婚式など人生の誓いの場を彩る歌
SMAPの「STAY」とは、恋愛の向こうにある結婚を強くイメージさせる歌詞が人気です。
「永遠なんて言わないから、50~60年それだけでいい」というフレーズは、20~30代で結婚して70~80代くらいまで共に歩こうと誓う結婚式にぴったりです。
「永遠」という言葉より、「一生」という言葉が近いのかもしれません。
「STAY」収録の3つのアルバム
『Pop Up!SMAP』DISC1の11曲目
「STAY」は、2006年7月26日に発売されたアルバム『Pop Up!SMAP』の11曲目に収録されました。
12曲目には大ヒットした資生堂「TSUBAKI」のCM曲「Dear WOMAN」が収録されており、相対的に影が薄くなるかと思いきや、30代に差し掛かったSMAPメンバーや、同じ年代を生きるファンの関係性と歌詞の持つ世界観がが響きあい、注目されるようになります。
また、SMAP自身も「特に好きな歌」と語ってることもあり、バラードでありながらライブの見せ場としてファンに愛されていた楽曲です。
『SMAP AID』DISC1の9曲目
「STAY」がその存在感をファン以外の一般層に示したのは、『SMAP AID』の9曲目に選ばれた瞬間でした。
「みんなを勇気づけるSMAPの曲を集めたアルバム」として、東日本大震災の起こった年、チャリティCDの意図も含んで2011年8月17日に発売された『SMAP AID』は、インターネットによる人気投票数で収録曲が決定しました。
『SMAP 25 YEARS』DISC3の3曲目
前述の通り、解散騒動に混乱するファンを支えたのは、CDTVでの「STAY」のパフォーマンスであり、ラジオから流れた「STAY」の歌でした。
SMAP自身が「STAY」を選ぶのはわけがある、とばかりに、SMAP存続を願うファンたちの間で、自発的に「STAY」がお互いを励ます言葉となり、応援ソングのように特別な存在へと成長していきます。
そして、そんなSMAPに向けて、ファンもまた「STAY」と返事をしたのが、『SMAP 25 YEARS』のインターネット投票結果でした。
2016年12月21日発売の25周年アルバム『SMAP 25 YEARS』にて、「STAY」が1位に輝いたのです。