AAA「旅ダチノウタ」
2009年にリリースされた20thシングル
「旅ダチノウタ」は、2009年1月14日に20thシングルとしてリリースされました。旅立ちの時に募る思いを歌ったミディアム・バラードで、SMAPの「らいおんハート」などを作曲・編曲しているコモリタミノルが曲を作っています。
コモリタミノルの特徴的なPOP感に、AAAのメンバー日高がラップパートの詞を担当し、AAAらしい楽曲となりました。
オリコン週間ランキングでは3位を獲得しました。
歌詞の内容から、卒業ソングとしても人気があり、CDTVアンケートでは、2009年の卒業ソングランキングでは4位、2010年では2位を記録しました。
カップリングの「Mosaic」はAAAのメンバーがシェイクスピアの原作をアレンジしたドラマを演じる「未来世紀シェイクスピア」の主題歌を担当しました。
AAAらしいダンスチューンになっており、「旅ダチノウタ」とは違う良さがあります。
また、AAAの女子メンバー宇野実彩子と伊藤千晃が歌うバラード曲「a piece of my word」も収録されています。
こちらは結婚式にぴったりの楽曲ですね。
4thアルバム「depArture」にも収録
「旅ダチノウタ」は2009年2月11日にリリースしたアルバム「depArture」のトリを務める13曲目にも収録されています。
「CDのみ」(FC盤・通常盤・初回限定盤)と「CD+DVD」(通常盤・初回限定盤)のトータル5種類があり、DVDの中には「旅ダチノウタ」を含め10曲のMVが収録されています。
「旅ダチノウタ」のPV
メンバーの大人っぽい表情に引き付けられるPV
AAAの6人がそれぞれ違う場所での生活している姿を映し出すPV。そして、幼い頃の遊び場には必ずあったジャングルジムをバックに大人っぽく歌い上げます。
大きなストーリー展開はありませんが、幼い頃に一緒に遊んでいた幼馴染が集合したようなイメージが出来ますね。
ちょっと切ない雰囲気を醸し出すメンバーの姿は必見です。
「旅ダチノウタ」の歌詞
ここは、いつかの自分が望んでいた場所?
あの頃胸に 描いたように
ちゃんと僕は歩いてきたかな
ふと立ち止まって 振り返ったら
この場所へと続く足跡
出典: 旅ダチノウタ/作詞:leonn 作曲:コモリタミノル
自分がまだ子供の時には、「大人」という存在が大きく見えますよね。
「20歳」というボーダーラインを超えることはとてもすごいことで、「大人の自分はもっと違う世界に生きている」と胸に夢と希望を抱いていたはずです。
そして、一生懸命突き進んできた後、ふとこのままで正しいのか考える時が訪れます。
振り返った主人公は、あの頃の未来に自分自身が立っているのかどうか確かめたのです。
無邪気すぎた夢もいつかの涙も
きっと今日この日の
旅立ちのために woh…
出典: 旅ダチノウタ/作詞:leonn 作曲:コモリタミノル
人は、何かに夢中になって走っているときには、過去を振り返ることはありません。
この曲で昔のことを振り返ることが出来ているのは、今日のこの日が「大切な人との別れる」特別な日だからではないでしょうか。
幼い頃の話でも通じ合えるような、心から信頼している相手と別れ、新たな旅立ちに向かうための日だということが分かります。
「さよなら」だけで旅立とう
Just say So long 忘れないよこの場所から
すべてが始まったあの日の事
Just say So long 何も言わず見つめてるよ
想いは言葉にすれば溢れそうで
出典: 旅ダチノウタ/作詞:leonn 作曲:コモリタミノル