さらに高い場所を目指し、自分の目標を達成する。

先ほどよりもさらに上に行かせようという気持ちが伝わってきます。

たとえうまくいかなくても、それは絶対に意味のないことではない。

未来に続く道の大切な一歩になるのです。

夢を叶えるまで、そして夢を叶えてからも新たな夢が現れ終わることはありません。

歌詞の最後では「うた」という言葉を「魂」にしています。

まさにタイトルにある「SPIRIT」。

「この強い気持ちや負けないという気持ちは無くならない」ということを表しているのです。

進み続ける

さらに自由に飛び回る

終わりなき 夜を抜けて
鳥が空に羽ばたくように
立ち止まることなくただ
壁を越えて自由にとぶ
ずっと ずっと 空の遠く
僕らは夢をみた
追いかけてく
七色の虹に導かれて

出典: SPIRIT/作詞:ヒロイズム 作曲:ヒロイズム

歌詞の1行目にある表現。

これはおそらく「スランプ」を意味するのではないでしょうか。

スランプに陥ると、そこからいつ抜け出せるのか不安になるものです。

まるで暗闇のなかにずっといるかのように、出口が見えないことを表現していることがわかります。

そしてここで先ほどもお話した「鳥」という直接的な表現が出てきます。

見えない出口から抜け出したあとは、とにかく自由に飛ぶだけなのです。

そして歌詞の4行目にある「壁」という言葉。

何か目標に向かってチャレンジしていると、困難にぶつかってしまうことはよくあります。

その困難をこの言葉で表現しているのです。

先ほどよりも、さらに自由になるという印象を受けるのではないでしょうか。

そして「この先にどんなことがあるのか」というワクワク感や期待が伝わってきます。

また、虹色の羽という表現がありましたが、次は歌詞に「虹」が出てきます。

さらに先ほどは遠くで自分を呼んでいた声を頼りにしていました。

しかし、ここでは虹という大きなはっきりとしたものに導かれるようになりました。

この描写から、かなり自分が目標に近づいているということがわかるのではないでしょうか。

その虹に向かって、どんどん先へいこうという意欲も伝わってきます。

終わらないうた

代わる代わる Symphony
譲れない思い譲らないように
繋ぐ意図、未来へと Keep on trying
We know we can do it
it's so tight
One for the dream
限界などない
One for the team
そう信じて Fight
思い出して 思い出して
心に眠る夢のGOAL

出典: SPIRIT/作詞:ヒロイズム 作曲:ヒロイズム

歌詞の1行目の「symphony」とは交響曲のこと。

その曲がどんどんかわっていくという表現からも、感情や思いがかわっていくことを表しています。

しかしそれでも自分が持つ気持ちだけは変わらないように、未来へと進むのです。

歌詞の3行目の「意図」という言葉は「糸」にもかかっているのではないかと考察します。

先ほど声が糸のように手招いていると述べました。

ここでさらに未来が自分を何かで引っ張っているということがこの描写からもわかります。

自分たちにはこの目標を達成することができるという強い思いが歌詞の4行目で表現されているのです。

そして歌詞の8行目には「チーム」、11行目には「ゴール」という言葉が出てきました。

どちらもサッカーにまつわる言葉であり、ワールドカップの曲であることが伝わってくるのではないでしょうか。

応援ソング

虹の先にあるもの

それでは、自分を導いていた虹の先にあるものとは一体何なのでしょうか。

それは、描いている自分の未来です。

夢を叶えた未来の自分が、虹の先では待っています。

先ほど「ゴール」という言葉が歌詞に出てきましたが、それがまさに虹の先にあるもの。

自分が望んでいた、明るい未来なのです。

ちなみに、日本テレビ系のワールドカップでキャスターが首に巻いているタオルもまるで虹色のような色合い。

この「虹」というキーワードは、ワールドカップのビジュアル的な要素から出てきたワードなのかもしれません。

メッセージ

この曲はワールドカップのテーマソング。

しかし、夢を叶えたい多くの人に当てはまる応援ソングになっています。

諦めない気持ちと、その気持ちを持ち続けるということ。

それが、夢を叶えるためには必要なのです。

きっと夢を叶えたいと考えている方には根本になければならない精神なのではないでしょうか。

明るい未来をとにかく信じて、まるで鳥のように自由に羽ばたいて前に進む。

自分を呼ぶ声を信じ、前進することが大切なのです。

虹を超えた先には、夢を叶えた自分と出会えるはずです。

まとめ

NEWSの「SPIRIT」の歌詞について解説してきました。

多くの頑張っている人たちに向けた、応援ソングになっています。

とても背中を押される歌詞で、頑張ろうと思うことができるはずです。

メロディも壮大で、もっと前に進もうという気持ちになるのではないでしょうか。

何か目標を叶えたい方、夢がある方にはとっておきの曲です。