あの白い夏の雲に
俺らは似てる気がしないかい?
重なって ちぎれて
流れて 泣き出して
思うようになれなくて

出典: ファイアスターター/作詞:UZ 作曲:MOMIKEN

ふと見かけた夏の雲と、自分たちを重ね合わせているようです。

「俺ら」と複数形なので、今を生きづらい人皆をひっくるめてたとえているのでしょう。

雲が重なって入道雲になったり、細かくちぎれてしまい空に流れて雨を降らしたり…ということでしょうか。

これを人生に変換するとどうなるのか。

頑張っても認めてもらえず、置いていかれた孤独感に泣き出してしまう感覚かもしれません。

どうやっても思うようにいかず、この世界を嘆いてしまうのでしょう。

最後まで貫き通す

名もない俺らに帰る場所はない
それでも まだまだ遅くはない
最後にもう一度 もがき あがきたい
この世界に火をつけるだけさ

たとえ明日が見えなくても

そうさ明日が見えなくても

出典: ファイアスターター/作詞:UZ 作曲:MOMIKEN

自分の生きる意味を見つけることに、実は早いも遅いもありません。

何とかしたいと思うなら、何とかできるまで挑戦し続ければ良いのです。

この先の人生をすべて使うことになる可能性もあるでしょう。

しかし、何もしなかった人生よりは悔いも残らないのではないでしょうか。

そうして成し遂げようとする意志が、「世界に火をつける」着火剤になります。

たとえ今日はダメでも、明日は上手くいくかもしれない。

明日のことは誰にも分からないのですから。

まだ見ぬ未来のために頑張ってみようとしています。

「ファイアスターター」の歌詞に込められた意味

「ファイアスターター」の歌詞には、ある意味が込められているといいます。

それは、「生きづらい今の世の中で自分を貫き通す」ということ。

たしかに歌詞の中でも、現代社会がどれだけ息苦しいのかが前面に押し出されていました。

特に日本は、自分を出すのが悪いこととするような風潮があります。

皆の和を大事にする国なので、自分を出したらそれが崩れてしまうからですね。

昔ほどではありませんが、いまでもその意識は消えていません。

しかし「ファイアスターター」は、敢えてそれを壊すことを提示しています。

「皆に合わせるのが辛いなら、自分のやり方でやった方が良いじゃないか」と言っているのではないでしょうか。

生きにくい世界と呼ばれる程ですし、自分から行動しないと何も変えられません。

MVでも、主人公は檻の中から「自分を出せ」と叫んでいました。

最初そんなことをしていたのは彼だけです。

周りの人は皆、「そんなことしたって何にもならないじゃないか」とバカにしたような顔で眺めていました。

しかし主人公が諦めなかったのを見て、皆が立ち上がります。

結果として、檻は曲げられて皆外に出ることができたのです。

行動すれば現状を変えられるということを意味しているのかもしれません。

自分で世界を変えようと行動することが、「世界に火をつける」ことと考えられます。

生きにくい世の中に光をくれる一曲

SPYAIR【ファイアスターター】歌詞解釈!世界に火をつけるってどういうこと?生きる意味がここにあるの画像

「ファイアスターター」の歌詞について解説しました。

現代社会で生きる人々が心の内に抱えている、不満や絶望を生々しく表しています。

言葉そのものは感覚的で抽象めいていますが、「分かる!」と思わせてくれるのがさすがといったところ。

さらにロックなメロディが歌詞をカバーしているので、聴きやすい曲になっています。

もし今生きづらさを感じているのなら、この曲のように自分をもっと出してみてはいかがでしょうか?

自分を貫き通すことは難しく、とても素晴らしいことでもあります。

最初は怖いかもしれませんが、同じように考えている人は案外いるかもしれません。

数々のアニメ主題歌を担当してきたSpyair(スパイエアー)。 シンプルかつ力強いメッセージを、Spyairらしいキャッチーなメロディーと王道のロックサウンドに乗せて歌う彼らの オススメのアニソンを紹介します!

「ファイアスターター」はドラマ主題歌ですが、SPYAIRアニメタイアップも多いです。

「銀魂」「ハイキュー!!」「BLEACH」など様々な人気アニメで使用されました。

この記事はこれらのアニメ主題歌となった、SPYAIR楽曲がまとめて紹介されています。

アニメも好きという方は是非覗いてみてください!

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