『とっておきの唄』について
まず、今回紹介する『とっておきの唄』の収録アルバムなど、基本情報についてご説明します。
アルバム『FLAME VEIN』収録
『とっておきの唄』はBUMP OF CHICKENの記念すべき1stアルバム『FLAME VEIN』に収録されています。
ギターロックやオルタナの影響を感じさせるサウンドや藤原基央の歌声が胸に響く素晴らしいアルバムです。
現在よりも藤原基央の歌声に荒削りなところがあり、そこも聴き比べて見ると面白いと思います。
『とっておきの唄』以外にも、ライブで定番の『ガラスのブルース』や綾波レイのことが好き過ぎて作った名曲『アルエ』など、聴きどころが満載のアルバムです。
BUMP OF CHICKENのアルバムはどれも最高ですが、まだ聴いたことがないという方にはぜひ聴いていただきたいおすすめのアルバムです。
今をときめく彼らの原点が感じられますよ。
数少ない公式ラブソング
BUMP OF CHICKENにはラブソングだと感じる曲が数多くあります。しかし、藤原基央自身がラブソングだと認めている曲は少ないのです。
『リリィ』『アルエ』と『とっておきの唄』の3曲のみと言われています。『スノースマイル』も含まれるかと思いましたが、違うようです。
歌詞の意味を解釈
次に、『とっておきの唄』のストレートで純粋な想いが描かれた歌詞を徹底解釈します。
笑って泣けるような2人
ゆっくりでいいから君が本当に笑って泣けるような2人になろう
出典: とっておきの唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
出だしから素敵です。こんなこと言われたらうれしくなってしまいますよね。
人は考え方や感じ方など多くの違いがあります。お互いをわかり合おうと思ったら、時間がかかるものです。
どれだけ時間がかかっても、心をさらけだして「笑って泣けるような2人」になろうと言っています。
ちょっとずつアルバムを重くしよう 何でもない日も記念日にしよう
どんなにめくっても終わりがないかわりに続きがある2人のアルバム
まほうのアルバム
出典: とっておきの唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
アルバムは写真などでいっぱいになれば終わりが来ます。しかし、2人の「まほうのアルバム」には終わりが来ないのです。
何でもない時間を2人で過ごせた日も記念日にすると、あっという間にアルバムはいっぱいになるでしょう。
しかし、どんなに2人の時間を重ねても、決して終わりは来ないのです。めくっただけ続いていく2人のアルバムは、どんどんページが増えていくでしょう。
2人がいれば特別な場所
これからどこに行こうか僕ら 静かな場所ににぎやかな場所
どこでもいいんだよね それぞれの場所に
君らしいキミがいれば そこはまさに
出典: とっておきの唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
大好きな人と訪れる場所はそれだけで特別な場所になります。
自分が心を開くことができ、相手もその人らしくいてくれたらこれほどうれしいことはないでしょう。
地図にもない場所で手をつないで
インスタントのカメラももって
僕は花をつんで「きみに似合う花なんだろうか」なんて本気で首かしげたりして
出典: とっておきの唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央