見上げた夜空に 君を想うよ
体中に感じる温もり
どこにいたって 一人じゃないんだ
深い悲しみに 泪溢れても
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
ここでは、まさに誰かを想う気持ちが描かれているように感じます。
人は1人では生きていません。常に誰かと関わって生きているし、これまで関わってきた人がいるはずです。
たとえそばにはいなくても、きっとあなたのことを想う誰かがいるし、あなたも同じように想いを馳せる相手がいるのではないでしょうか。
そう考えれば、つらく苦しい時、孤独を感じてしまうような瞬間でも乗り越えていけるのです。
wow…
祈るように 今日も唄う
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
そして、「祈る」という優しい言葉を提示し、サビに入っていきます。
Hey和 この地球(ほし)に生まれ
Hey和 僕らは出逢えた
君の為に何が出来るのだろう
Hey和 絶えない微笑み
Hey和 喜びの唄を
消せない 明かり 灯し続けてゆく
君がいるから
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
「君の為に何が出来るのだろう」という歌詞は、まさに誰かを想う気持ちを突き詰めた言葉ではないでしょうか。
出会えたことに感謝し、笑顔でいられるように、それぞれが相手のことを思いやり、それぞれのやり方で相手の為にできることをしていこうという強い想いを感じます。
そして、それがゆずにとっては歌うことなのではないでしょうか。
未来のある子供たちへ
神は僕らを試し問うのさ
罪を 過ちを 歴史は繰り返す
癒えることなく 残る傷跡
決して忘れずに 僕ら生きる
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
そして、2番に入っていきます。
ここでも「神」が登場してきますが、ここは通常の「神」の定義で捉えて大丈夫そうです。
人間は、完璧ではありません。
間違いを起こすこともたくさんあるものです。それを「神」が試していると捉えています。
完璧ではない以上、過ちを起こしてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、それを学習し改善していけるのも人間なのです。
それを忘れてはいけないと伝えているのではないでしょうか。
人は何故にこんなにも苦しみを抱き
全てを奪う争いは今もまだ止まない
子供たちの笑い声 未来を写す瞳
重ねた手と手を かけがえのない日々
愛しい…
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
ここでは、戦争が想起させられます。
この楽曲を制作するに当たり、ゆずは戦争体験者の話を聞いたそうです。
「平和」と「戦争」は、対極にあると言っても過言ではないでしょう。
日本は平和と呼べる国ですが、まだまだ世界には紛争の絶えない国も存在しています。
その国にも、等しく新しい命は生まれ、子供たちも生活しています。
そんな未来のある子供たちにとって必要なのは、争いではなく笑顔や誰かを想う優しい気持ちなのではないでしょうか。
どこまで歩けば辿り着けるだろう
終わり 始まりを探し求めて
そっと目を閉じ 問いかけてみるんだ
雲の切れ間から 差し込む光
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
終わりの見えない「平和」への道のりの中で、自分に出来ることは何なのか改めて自問自答しています。
そして、彼らが見つけ出した答えは、やはり歌うことであり、それこそが光なのではないでしょうか。
Hey和 この地球(ほし)に生まれ
Hey和 僕らは出逢えた
君の為に何が出来るのだろう
Hey和 咲く花のように
Hey和 大地は色付く
捨てない 希望 守り続けてゆく
願いを込めて 今 想いは繋がる
いつも 君がいるから
出典: Hey和/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
そして、最後のサビです。
ここまでの歌詞で向き合ってきた想いを曲げずに、希望のある未来に向かって大切に繋いでいこうという気持ちを強く感じる歌詞になっています。
さらに、1番もそうですが「Hey和」という言葉を繰り返しています。
繰り返すこと、それは祈ることにも似ているように感じます。
最後の最後まで祈るように歌う歌詞には心を打たれます。
最後に
いかがでしたか?
「Hey和」の歌詞は、ゆずの2人がどんな思いで歌うことを選択し、これからの人生をどのように生きていこうとしているのか、そんな強い意志が描かれたような歌詞になっていました。
しかし、それはゆずだけでなく、私たちにもできることです。
それぞれの形でいいから自分以外の誰かを想い、その人の為に何ができるのか考えていこうと優しく投げかけてくれているようにも感じます。
それが「平和」を願う第一歩になるのではないでしょうか。
そんなゆずの「Hey和」、ぜひ聴いてみてください。
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