この曲は16枚目のアルバム「A ONE」に収録されています。
「Last minute」をはじめとする3曲のバラードや、宇多田ヒカルカヴァー曲「Movin‘ on without you」が収録されています。
心に刺さる歌詞
最後の言葉だとか考えているんでしょう
そんなの1秒も聞きたくないわ
あなたは思い出になる事で永遠になる
それって何よりもズルい事だわ
あたしを返して
出典: Last minute/作詞:ayumi hamasaki 作曲:Tetsuya Yukum
出だしもそうですが、サビはかなりぐさっと刺さる歌詞です。
恋人との別れを確信している時の、女性側の気持ちを代弁しているかのようです。
きれいに去っていこうとする彼への苛立ちや怒りが伝わってきます。
別れの際、特に女性は「これまでの時間を返して」ということはあります。
でもこの曲の「あたしを返して」は少し違うニュアンスに聞こえます。
あなたに深く想いを懸けた私自身を返して、ということなのだと感じました。
別れ際に寂しさや怒りを感じつつ、まだ深い愛情を感じている苦しさを表現しています。
4位「Together When」
恋人との別れ
こちらも冬に発売されたバラード。
初めてテレビ見たとき、あまりの迫力に鳥肌がたったのを今でも覚えています。
恋人と一緒に歩いていけないと悟った時の激しい慟哭。
そして、想いを持ったまま暮らす中で感じる心のざわめきを描いています。
初のデジタル・ダウンロードのみの販売
浜崎あゆみのシングルでは、初めてデジタル・ダウンロードのみで販売されたシングルです。
ですがPVが作られ、さらに第58回NHK紅白歌合戦で歌うなど、本人としてもかなり思い入れのある曲だったのではないでしょうか。
アルバムでは「GUILTY」「WINTER BALLAD SELECTION」で聞くことができます。
3位「SEASONS」
代表曲のひとつ
ここから先は本当に超有名曲です。
3作目のミリオンセラーとなった「SEASONS」です。
ほとんどのベスト盤に収録される代表曲で、カラオケで歌われることも多いです。
ファンでなくてもこの曲なら知っている人は多いのではないでしょうか。
希望の兆し
「SEASONS」には、理想と現実の落差に傷つく姿が描かれています。
誰でも思い通りにいかず、辛い季節を過ごした経験はあるのではないでしょうか。
季節は時の流れを表し、そんな思いもいつかは遠いものになっていくということを歌っています。
もちろん完全にはなくならないでしょうし、忘れるわけではありません。
それでも遠い記憶になれば、いつか笑えるようになるはず。
そういった普遍的な葛藤を、シンプルに研ぎ澄まされた言葉で歌ったのが「SEASONS」です。
2位「Dearest」
『第43回日本レコード大賞』の大賞を受賞
シングル「Dearest」は『第43回日本レコード大賞』を受賞し、ファン以外も知る代表曲となりました。
当時アニメ「犬夜叉」のエンディングテーマでもあり、アニメソングのレコード大賞受賞という珍しい快挙を成し遂げました。
また、同時に『第34回日本有線大賞』も受賞しています。