【ゆず/TOWA】MVの舞台は○○！？少女は最後に何を見るのかが気になるMV＆歌詞情報を紹介♪

「TOWA」は、「新世界」以降1年11か月ぶりにリリースされたアルバム「TOWA」の11曲目に収録されている楽曲です。

この曲は”永遠”という大きなテーマの中で描かれ、「終わりの歌」とともにこのアルバムを支えるは柱となる楽曲です。

このアルバムは特に制限をかけることなく自由に作ったと語る北川悠仁は、自分のパーソナルな部分が表現できたそうです。

アルバムの収録曲の中には、サッポロビールのCMソング「ポケット」や、映画「クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃」の主題歌として書き下ろした「OLA!!」など4曲が収録されています。

初回限定盤と通常盤があり、初回限定盤には”ファンの人にまず聞いてほしい”とツアーで「TOWA」収録曲を披露した「TOWA-episode zero-」のライブ音源が10曲も収録されています。

生の雰囲気を感じ取れるので嬉しいですよね！

更には、DVDの「STORY OF TOWA」では、アルバム制作のレコーディングドキュメントや独占インタビューなどを約40分も見ることが出来ますよ！

また、予定していたページ数よりも多い全96ページのスペシャルフォトブックなどがついています。

「TOWA」＝「永遠」を語るときは、これから先の未来を想像することですよね。

作詞・作曲を担当した北川悠仁はちょうどこのアルバムが制作されるころに、子どもを授かったそうです。

もちろん今までもゆずで未来の曲を歌ったものはたくさんありましたが、そのことがきっかけで、自分の「未来」に対しての感じ方が変わったことを肌で感じたそうです。

「未来」が”自分が生きている将来”だけでなく、”自分が死んだ後にも残る世界”として思えたとコメントしています。

この世に自分がいなくなった後でも、世の中に何を残していけるかを考えていたら、自然と出てきた曲なんだそうですよ！

このMVの主人公は小さな女の子です。たった一人で、荒廃するビルの中、孤児の様な生活をしています。

そして、争い合う世界を、少女の目から通して描かれているんですね。

イマジネーションと現実が入り混じる不思議な世界が描かれています。

お腹がすいて隠してあった飴を食べようとしますが、中身はすでに空っぽ。でも、少女のイマジネーションの中では、掌に大きな飴が登場し、おいしそうに舐めています。

爆弾は”飴”、煙は”風船”、壁に耳を当てれば”森のささやき”が聞こえています。

倒れた人間たちも少女の目からは汚れたぬいぐるみにしか見えません。

守ってくれる人もなく、爆発の中逃げ惑う少女が痛々しくてつらいですね。逃げ続けた少女が、最後の特大な爆発の煙をみて、驚きの表情を見せます。

そこに映ったのは、大きなクジラ。

実は”クジラ”は、幸運の象徴と呼ばれており、少女が見たものは未来への”希望”だったのではないでしょうか。

MVで名演技を見せてくれたのは、ハーフキッズのイデオ ハナ。

ブカブカの大人の服を着ながら生きようと必死な姿に胸が打たれますよ。

この歌詞は、子どもとこれから一緒に生きていくことを意識した北川悠仁だからこそかけた言葉ではないでしょうか。

この最初のフレーズでイメージできるのは、”生まれたての赤ん坊”です。

悩みや意志ではなく、本能で生きていると証明しているのです。

生まれてすぐの赤ちゃんが大声で泣くのには理由があるんです。それは泣くことで初めて”肺呼吸”を行い、そして全身の細胞に酸素を送り届けるのです。

生きるために泣く。

子どもが生まれた瞬間、親はその声やその命に大きな愛があふれ出します。その愛はまさに噴水が沸き上がるように天へ向かって吹きあげて、ずっとその子供へと落ちてくるのです。

生まれた赤ん坊が大人になったとしても、いつか親が命を終えたとしても止まないほどの大きな愛を歌っているのですね。