「新しい世界の幕開けに、一体だれがこんな古いものを欲しがるというのか?」

MVの始めの方で、そう問いかける主人公がいます。

ここは「いやいや、みんな欲しいですよ。」とツッコミを入れたくなるシーン。

皆さんは、古いものは欲しくありませんか?

きっと、新しい時代が来るからこそ、古いものをとっておきたくなるのではないかと思います。

「平成」と記された10円玉や100円玉を、こっそり机の中に隠した方もいるでしょう。

しかしこのMVの主人公は、古いものには全然魅力を感じていないようです。

少なくともはじめのシーンでは、彼は古いものには全く興味がありません。

しかし、本当に古いものは意味がないのでしょうか?

この時代に生まれたことへの喜び

この映像を見ていると、新しい時代の幕開けだけど、古い時代も同じように大事にしよう。

そんな想いが感じられます。

新しいことが美徳ではないという考え方が根底にあるような気がします。

もちろん新しいことに良いことはあるけど、新しいこと自体が素晴らしいわけではないのかもしれません。

同時に、このような素晴らしい作品と同じ時代に生きる喜びを感じずにはいられません!

もう少し前に生まれていたら、こんな曲には出会えなかった。

そう思うと、新しい時代も良いものだなと思えてきますね。

昭和も平成も美しい!

歌詞から見えてくるもの

古い時代も大切にしようと思わせてくれるこの曲。

面白い歌詞があるので、ちょっぴり紹介させてください。

裏目に出るくらいが丁度いいよ

出典: パラノーマルワンダーランド/作詞:Tatsuya Maki 作曲:Tatsuya Maki

ワンフレーズですが、ぐっと心に響くものがあります。

この歌詞で救われた人がどのくらいいるのでしょうか?

一生懸命やっても裏目に出ることはよくあること。

でも、瞬間瞬間を思いきり生きていれば裏目に出ても大丈夫。

だからスリリングな人生を楽しみましょう。

過去も未来もつながってる

MVの後半にも気になるセリフがあります。

「新しいものも古いものも、それらは等しく美しくて、未来も過去も全ては同時に進んでいる」

これはおそらく、パラノーマルワンダーランドについて言っていること。

でも、これはノーマルな世界では当てはまらないのでしょうか?

新元号新元号と浮かれているこの時代を、グサリと風刺したようなこのMV。

もし実際にパラノーマルワンダーランドがあったなら、今の日本をどう思うのでしょうか?

私たちが生きている世界でも、過去と現在、現在と未来はつながっています。

ただ名前が変わっただけ。

それでも新しい時代にはそれなりの期待があるのも確かです。

でも、新しい時代は古い時代の延長線上にあるもの。

新しい時代だけが美しいのではなく、古い時代もすべてが素晴らしい。

もしかしたら、美しさには時間など関係ないのかもしれませんね。

まとめ

時空を超えた世界で社会を風刺した「パラノーマルワンダーランド」。

新しい時代が始まる今こそ、この瞬間の素晴らしさに酔いしれましょう。

ゴーゴーバニラズは他にも時代を風刺した作品を公開!

「平成ペイン」は、明るい未来を作っていこうという意欲にあふれた曲です。

ぜひこの機会に聴いてみてくださいね。

最近人気のロックバンド、go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ、通称・バニラズ)。そんな彼らのヒットナンバー「平成ペイン」の歌詞をじっくり解説したいと思います!

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