頭の中は君のことばかり

テレビをつけても 雑誌を見てても 5分に1度は君のこと
トキメキって奴が 僕の胸の奥 勝手に暴れてる

出典: Love Love Love/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

Aメロが続きます。

考えているのは四六時中、君のことだけです。

他のことはそっちのけでいい!…と意識的にしているわけではなく、気づけば君のことばかり考えているようです。

寝ても覚めても

今なら遅くない 理由はどうでもいい
夢で逢うその前に 声を聴かせて

出典: Love Love Love/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

眠る前に君と話したいと綴った歌詞です。

しかしさすがは主人公。

もし電話できなかったとしても夢の中で会うことは確信しているようです。

意外にも奥手な性格…?

Love Love Love 手のひらに
Love Love Love 感じたら
今すぐそのぬくもり 伝えなきゃ
Love Love Love あふれ出す
Love Love Love 受話器から
聞こえる君の声に 重ねよう この声を

出典: Love Love Love/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

再び「Love」が繰り返されるサビに入ります。

ここまでの歌詞は、君に思いを伝えるんだ!という決意が描かれていました。

ついにその思いを口にするときがきます。

しかし注目したいのは告白の手段。

主人公は電話で思いを伝えようとしているのです。

直接会ってストレートに告白するわけではありません。

振り返れば、冒頭でも歌を通して届けようとしていました。

もちろん告白のやり方は人それぞれ。

各々が考えた末に導き出した方法を、否定も肯定もするつもりはありません。

しかしこれまでの主人公の行動からすると意外な選択に感じます。

恥ずかしがり屋で奥手な性格なのでしょうか。

だからこそ一人でこれだけ思いを巡らせているのかもしれません。

好きすぎるゆえの不安

君の好きなもの 順番に並べて リストを作ってみたとして
僕の名前が もしもあったなら 一体何番目だろう

出典: Love Love Love/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

弱気な言葉が並びます。

今まで主人公の熱狂的な思いが語られてきましたが、あくまでも一方的な感情に過ぎません。

君が同じように考えてくれているのかは分からないのです。

ここまでの歌詞からも、決して二人が両思いというわけではないことが分かります。

君が好きすぎるゆえに不安が押し寄せているのでしょう。

男と話しているのを見てしまった、連絡したのに返信が来なかった…。

他の人であれば気にならないようなことも、好きな人に対しては敏感になってしまうものです。

ただ好きなものリストが、嫌いなもの順ではないというのが主人公らしいところ。

かすかに望みをかけるポジティブさが垣間見えます。

同じ未来を夢見たい

心がほどけてゆく その声に寄り添って
この瞬間感じる全ての 君を聴かせて

出典: Love Love Love/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

主人公にとって君とはやすらぎそのもの

悲しいことや苛立つことも君と話しができれば和らぐ、そんな存在でしょうか。

J-POPにおいて「君の瞳を覗き込んでみたい」といった類の歌詞がよく登場します。

それは君のことを知りたいという願望と、僕のことを考えていてほしいという欲望が混ざり合ったものです。

主人公も君の全てを知りたいと考えています。

何を見ているのか、何を考えているのか。

その果てに望むのはやはり二人が同じ気持ちになる未来でしょう。

決意

微笑みが涙にならぬように
好きなものは好きだといえるように
明日に間に合うように
そう毎日の中で 少しずつ手にしてゆくもの

出典: Love Love Love/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai