憧れの存在はいますか?
モチベーションを高めてくれる
皆さんにとって「スーパースター」と呼べる存在はいますか?
好きなアーティスト、俳優、女優、モデル、そしてスポーツ選手…。
憧れの存在は私たちのモチベーションを高めてくれます。
今回ご紹介するのは東京事変の「スーパースター」という楽曲です。
こちらは2006年1月25日に発売されたアルバム「大人」に収録されています。
「スーパースター」の歌詞ではテレビの中のとある人物に憧れを抱いていることが分かるのですが…。
「スーパースター」で歌われているのは
実は楽曲「スーパースター」の題材となった人物は、野球選手のイチローです。
実際にイチローに憧れる人は多くいますね。
日本人選手として素晴らしい活躍を見せ、たくさんの感動を届けてくれました。
2019年3月には引退しましたが、その栄光はいまだ輝いています。
トップアーティストとして知られる椎名林檎にとっての「スーパースター」は、努力の天才ともいえるイチロー。
彼にどんな思いを抱いているのか、今回は歌詞の意味を紐解いていきましょう。
ちなみにイチロー自身の反応は…?
椎名林檎らしい言葉に感動
歌詞の考察を進める前に、「スーパースター」を聴いたイチローの反応も気になりませんか?
実は、なかなかの絶賛っぷりです。
というのも、歌詞の節々に椎名林檎らしい言葉の配慮があるから。
イチローはその感動を「針が振り切った」と表現していました。
具体的にどの部分に感動したのかも解説して、歌詞の考察を進めていきます!
憧れと自分を比べる
歌詞からは椎名林檎がどんな考え方をしているのか知ることができます。
まずは、椎名林檎が「憧れの存在」に対して抱いている心情を読み解いていきましょう。
イチローらしい思想
「未来は不知顔(しらんかお)さ、自分で創(つく)っていく。」
出典: スーパースター/作詞:椎名林檎 作曲:亀田誠治
「」の中のセリフはおそらく、イチローの発言を想像しているのでしょう。
何もしないで、都合よく未来が切り開かれていくことなんてない。
思い通りにいかないことの方が多い。
その中でどうやって成功をおさめるのか?
その方法は紛れもなく、自分自身の力で努力を続けることです。
努力は裏切りません。
地道に積み重ねたスキルは、最初は成果を出さなくてもいつか花開きます。
現状は…?
多分あなたは
そう云うと判っているのに
ほんのちょっと
ざわめいた朝に声を失くすの
出典: スーパースター/作詞:椎名林檎 作曲:亀田誠治
憧れの人物の思考や発言は、より強い影響力を持ちます。
椎名林檎もイチローらしい考え方をリスペクトしているようですね。
でも、その後に続く言葉は…決して明るいものではない印象です。
自信を無くしてうなだれているような。
絶望に言葉を失ってしまったかのような。
そんな、先ほどの言葉とは真逆の現状を読み取ることができます。