そして僕もまた誰かの加害者
この身を守れと武器をとった時から
何かを奪って何かを与えて
赤い花超え ○△×は〇△×になる
出典: Logicania distance/作詞:悠木碧 作曲:川田瑠夏
最後に歌詞に出てくる、「◯」は二つ目が太文字に変わっています。
それは何を意味しているのでしょうか?
これは、MVの最初に登場した少年の決意を表しているのではないかと推測しました。
私たちは生きるために何かを奪わなければならないという事実に、時には辟易してしまいます。
今いる場所が誰かの犠牲の上に成り立っていると知った瞬間に何ともいえない虚無感に襲われることも。
何も奪いたくない、でも奪われたくない…。
その状態を、◯と△と×を並列させた文字列で表しているのではないでしょうか。
しかし、少年は物語の中で地べたを這いずっても生きようとする人たちの姿を知りました。
そのことで自分の正義を貫く決心をしたため、最後に剣を握って決心した様子を見せていたのでしょう。
おわりに
本当の正義とは
人は皆誰も誰かの加害者
富める国の長も朽ちた村の少女も
何かを奪って何かを与えて
黒い夜超え光溢れる朝
仰ぎ 迎える
奪う 食らう
旅は終わらない
出典: Logicania distance/作詞:悠木碧 作曲:川田瑠夏
MVに登場した少年は、私たちの姿を表しています。
今、少年のように自分の信念を貫くべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そんな人に対して「本当の正義とは何か」を教えてくれるのが、この楽曲です。
本当の正義は、私たちが希望を持って生きること。
そのために綺麗事は必要ありません。
例えば、あなたが何かの地位につくために努力した結果、見事願いが叶ったとしましょう。
その場合、同じくその地位を狙っていた人の願いは崩れさり、その人にとってあなたは悪役になり得ます。
しかし、それは間違ってもいないどころか、あなたは正義を貫き生きたまで。
心置きなく信念を貫けばいいのだと私たちに問いかけ、勇気を与えてくれているのです。
声優が歌うおすすめソング
最後に悠木碧と同じく声優として活躍するかたわら、歌手としても活動する方の楽曲を紹介します。
今回紹介するのは、水瀬いのりの【夢のつぼみ】。
こちらは彼女のデビュー曲で、アニメ系情報番組の「アニメマシテ」の主題歌にも使われた楽曲です。
夢を追う人の心情を表現していて、同じ立場の人が聴くと必ず元気をもらえる作品でしょう。
OTOKAKEでは、歌詞を解説した記事があるのでぜひチェックしてみてくださいね!
「夢のつぼみ」は水瀬いのりの1stシングル!ドラマ仕立てのMVと歌詞を公開!アニメ情報番組の主題歌♪ - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
水瀬いのりのデビューシングル「夢のつぼみ」は夢を実現させたい強い思いを歌った名曲です。この記事では「夢のつぼみ」の歌詞の意味やMVについて詳しく見ていきます!
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