あの吉本坂46がついにデビュー
吉本興行発の芸人によるアイドルユニット
2018年2月のプロジェクト発表以来、秋元康プロデュースの最新ユニットとして話題を提供してきた吉本坂46。
10か月余りを経て12月26日にデビューシングル「泣かせてくれよ」のリリースを迎えます。
それに先立って、「泣かせてくれよ」とカップリング曲「君の唇を離さない」のMVが相次いで公開されました。
同じ坂シリーズの乃木坂46、欅坂46が王道のアイドルユニットなのに対してこちらは芸人さんという変化球。
吉本興行にはかつて所属していた小室哲哉が設立に関わったアール・アンド・シー・ジャパンがあります。
秋山康と吉本興業が組んだ芸人アイドルユニットというのも、あながち意外な展開ではないでしょう。
すでに舞台裏は放送済
オーディションを経て合格したメンバー46人を複数のチームに分け、楽曲ごとに選抜メンバーを組む。
吉本坂46もAKBチームでやっているのと同じシステムが採用されています。
公開されたMVの2曲に出演しているメンバー構成は対照的です。
大ざっぱにいえば「泣かせてくれよ」がシニアチーム、「君の唇を離さない」が若手チームという感じです。
「泣かせてくれよ」の選抜メンバーは平均年齢こそ39歳。
最高齢で63歳の村上ショージをトップに、河本準一やココリコ遠藤らベテラン勢が平均年齢を引き上げています。
MV撮影やレコーディング風景は「吉本坂46が売れるまでの全記録」(テレビ東京系)でオンエアされました。
オーディションからデビューまでを追うのはテレビ東京にとってASAYAN以来、得意のスタイルです。
今回は記念すべきデビューシングル「泣かせてくれよ」MVを見ながらこのユニットの魅力を探ってみます。
徹夜の撮影現場
一部のメンバーは遅れて参加
百聞は一見にしかず。まずはさておきMVをご覧ください。
受け狙いのお笑いシーンなどもっての他の仕上がりになっているはず。・・・です。
お笑い満載かと思いきや、すごく格好いいMVに仕上がっています。
テレビのバラエティや吉本新喜劇でおなじみの面々が、このパフォーマンスをやっているのです。
笑いが漏れるどころか新鮮な驚きがありました。
MVはダンスシーンと酒場でのイメージシーンに分かれています。
それぞれ別の日に撮影され、両方のシーンを組み合わせてMVが完成。
ダンスシーンの撮影場所は、大阪と思いきや「よこはまコスモワールド」でした。
大観覧車が目印の「みなとみらい」にある遊園地です。
公園を貸し切って深夜0時過ぎから明け方まで徹夜の撮影になっています。
ダンスシーンは9人と5人の2チームに分かれたストリートダンス。
それに公園で全員によるダンスパフォーマンスに分かれています。
一部のメンバーがスケジュールの都合で遅れて、公園でのダンスシーンからの参加になっています。
MVのシーンを見てみよう
センターの二人
MVの冒頭、夜の街を気だるそうに歩く黒服の男女。
男女の別なく衣装は黒のジャケットとパンツの上下、インナーは白がこのMVでの基本スタイル。
センターに抜擢されたトレンディエンジェルの斎藤司とスパイクの小川暖奈です。
コンビではボケ担当の二人がセンターに選ばれました。
続いて大写しになったウィスキーのロックに曲タイトルが浮かび上がり、スナックにシーンが変わります。
ギターソロのイントロが被さりカウンターで一人グラスを傾けているのは斎藤。
店の外で泣いているのは河本準一。
イメージシ-ンは様々な飲んだくれの様子をメンバーが演じています。
失恋を悔やむ酔っ払いの歌
前半の歌詞を見てみましょう。