雑踏は好きやないのに
何で歩いてるんやろ?
お前いなくなった この街なんか
もう行くあてもない
気づけばいつの間にか
こんな遠くに来てたんか
丸めてた背中は見えへん 雨に濡れてる
泣かせてくれよ(泣かせてくれよ)
大阪(大阪)
アホな男の独り言
酔ったくらいで(酔ったくらいで)
忘れるか(忘れるか)
今更やけど 惚れてた
出典: 泣かせてくれよ/作詞:秋元康 作曲:斉門
語り口が大阪弁です。
男の視点で書かれており、ヤケ酒で失恋の痛みを晴らすという内容の歌ですね。
未練たらたらな男の本音が良く伝わってきます。
イメージシーンのスナックや店の外で繰り広げられる酔っ払いの醜態は、このヤケ酒を描いたもの。
イメージシーンに続いて、斎藤が黒いハットを放り投げるとAメロが始まります。
トレエン斎藤は端正な顔つきで、どちらかといえば二枚目だと思います。
黒縁メガネがトレードマークな相方のたかしと共通項が何かといえば頭(額の広さ)でしょう。
カッコよくハットを投げたのはいいけど、どうしても頭頂部に目が向いてしまいます。
これは反則技ですね。
どこか懐かしい曲調
字余り気味の歌詞といい、どこか1970年代の吉田拓郎を思わせるオールディーズなフォークソングっぽい。
二人のダンスが始まると、それにつられるように残りのメンバーが順次加わっていきます。
斎藤も小川もダンスが得意なので、センターとしてのポジションに申し分ありません。
壮観な選抜メンバー16人のダンス
プロ根性で仕上げたダンスパフォーマンス
酒場で悪態をつく面々や、酔いつぶれて管を巻く「まひる」と介抱する「よしこ」、ガンバレルーヤの二人です。
イメージシーンが挿入されます。
そして公園で16人の選抜メンバーによるダンスへと場面が移ります。
メンバーの並びはこうです。
3列目:尾形貴弘、金田哲、こいで、なだぎ武、大地洋輔、エハラマサヒロ、ケン
2列目:よしこ、まひる、村上ショージ、ゆりやんレトリィバァ、おばたのお兄さん
1列目:河本準一、小川暖奈、斎藤司、遠藤章造
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/泣かせてくれよ
全員が上着を脱いで一糸乱れぬジャケットパフォーマンスが最大の見せ場。
かなり練習を積んだのだろうと思いますが、実際はそうではありません。
仕事の都合でメンバーがダンスレッスンに揃わなかった事が「吉本坂46が売れるまでの全記録」で分かりました。
しかも、ダンスシーン撮影の前日に振付が全て変更になるという大変な状況が紹介されています。
限られた時間の中でMVを仕上げなければならないのは現役の芸人さんなので仕方ありません。
それを見事にこなすのがプロ根性なのでしょう。
ダンスのキーマン
ダンスリーダーのケン
ダンスの振り付けは、どこかマイケル・ジャクソンのMV「スリラー」のゾンビダンスを連想させます。
その中で一人やたらと目立っているメンバーがいます。
3列右端にいる水玉れっぷう隊のケン(松谷賢示)です。
お笑い、歌、ダンスの実力を認められ、2000年に宮本亜門のミュージカル、ボーイズタイムに出演。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/松谷賢示
こうしたキャリアを買われて、このチームのダンスリーダーに抜擢されています。
ダンスレッスンではメンバーを引っ張っていました。
しかし、撮影では遅れて参加したため出番が少ないです。
全員でのダンスシーンでは時間は短いもののアップで映るシーンがあります。
彼にとっては一番の見せどころで、49歳とは思えないダンスパフォーマンスを披露しています。
実際に酒を飲んで撮影
酒が入って素の姿を見せるメンバー
後半の歌詞から一部を抜粋します。