自分達の世界を越える、UVERworld
バンドネームに込められた意味
「越える」を意味するドイツ語「über」と、「世界」を意味する「world」を掛け合わせたバンドネーム。
そのバンドネームを10年以上背負い続け、常に進化し続ける邦楽ロックバンドUVERworld。
現在までにリリースしたシングル数は30枚以上、アルバムはベストアルバムを含め10枚にものぼります。
そのアルバムの中でも最多の収録曲数を誇る3rdアルバム「PROGLUTION」のリードトラック「Roots」に注目。
そこに含まれたメッセージ、隠された意味を分析していきます。
曲名の意味
Rootsとは?
曲名は「Roots」。シンプルなそのタイトルの意味は「根源」、「核心」、「基礎」を意味する英語です。
シンプルだからこそ考えさせられる余地が多いタイトルです。
一般的に「ルーツ」といえば、物事の起源や先祖を指す言葉です。
例えば、気になるアーティストを深く知りたい時には、その「アーティストのルーツを探る」、みたいに使いますよね。
何の「Roots」であるのか、その意味についても分析していきたいと思います。
曲の冒頭から伝わるメッセージ
サビからの歌い出し
いつだって 愛で救われた事実を
人は忘れられないんだ
出典: Roots/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰
この曲で伝えたいことが、最初のフレーズで投げかけられています。
人はいつだって、いつの時代だって、愛で救われ支えられて生きている。
その事実は人が生きてきた歴史の中でも、いつの時代でも忘れることはできないもの。
短いフレーズですが、壮大なメッセージが込められているこの歌詞を、最初に訴えかけてきます。
PVを見ると分かるように、ボーカルも全力でなにかを訴えかけるように歌い上げています。
感情的に歌っているのが表情からも読み取れます。
ラップの歌詞から見える意思
Spiral galaxyよ 応答せよ
人は過去を 生きるものでは無く
過ごす時間が短くとも
凝縮の時の中 学ぶべき事もあろう
ピース&LOVE きっとneed
消えぬ志 光奪う twilight
断ち切れぬ絆 俺を強く
また強く奮い立たし限界へ
出典: Roots/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞、彰
ラップ部分の歌詞
最初のラップ部分ですが、ここは強く生きていく意思が込められた歌詞になっています。
人は過去を生きるものではなく、人の絆は強く結びついているというメッセージ性のある歌詞になっていますね。
人との結びつきを感じることが昔より少なくなってきている現代社会。
そんな中でも断ち切れない絆があって、自分を奮い立たせてくれる、そんな強いメッセージを感じます。