XYZVSXYZの企画で誕生した名曲
この楽曲は、「XYZVSXYZ」企画第9弾の楽曲として誕生しました。
人気歌い手のセンラとそらるのデュオは、ファンからも特に支持された組み合わせです。
イケボ2人が、強い女性の心情を歌うこの楽曲。
曲はもちろんのこと、歌詞に使われている当て字も洗練されていてとてもおしゃれです。
MVの絵は、歌ってみた動画で活躍する絵師のRAHWIAが手掛けました。
大人の雰囲気がする素晴らしいMVは、ファンからも高く評価されています。
それではこの楽曲の特徴的な歌詞の当て字に注目しながら、考察していきます。
歌詞の考察
本当に欲しかったもの?
Is this really what you want?
It’s over.
出典: BRAND/作詞:奏音69 作曲:奏音69
曲は、英語からのスタートです。
それは本当に欲しかったものなの?もう終わってしまったよと意訳できます。
後に続く歌詞から考えると、終わってしまったのは恋だと考察可能です。
主人公は、失恋したようです。
本気の恋であれば、本当に欲しかったのかと自分に問いかけていることもないでしょう。
今終わった恋は、最初から不安や心配があった恋なのかもしれません。
無理してきた恋
2秒後には、この古衣[こい]も終わる。
長く共にしようが、さよならは瞬間。
私、無理に履いてたブランドの靴は、
貴方に似合うための背伸びなのに。
出典: BRAND/作詞:奏音69 作曲:奏音69
この曲の主人公は、年上もしくは社会的に立場の高い男性と交際していました。
自分では購入しないような高いブランドの靴を履くようなお店で、デートしていたのかもしれません。
しかし、もうまもなく2人の関係は終わる様子。
古衣とは、恋の当て字だと考察できます。
古いという漢字が使われているため、新しい恋ではなく長く惰性で付き合って時期もあったと想像できます。
別れることになれば、一瞬で他人になってしまった様子です。
無理して男性に見合うように頑張ってきた主人公。
その努力が、無駄になってしまった瞬間でした。
恋に未練のある私
元彼にはもう新しい恋人がいる
私の価値なら、私が決めるの。
右手のTankも引き立て役。
愛着の日々も知らない、
真新しい服[こ]のどこがそんなにいいの?
出典: 出典: BRAND/作詞:奏音69 作曲:奏音69
主人公は、今まで付き合う男性で自分の価値を決めていたのかもしれません。
恋人と別れたことで、自分の魅力は自分で決めたいと願うようになります。
Tankとは、カルティエの高級時計を意味していると考察できます。
右手のブランドの時計ではなく、私自身が魅力に溢れていると言いたい主人公。
ただ別れた彼氏にはすでに新しい彼女がいる様子で、嫉妬しているみたいです。
恋を忘れる決意
長い間絡まった、赤い糸も切れてしまう。
I see. 明日からもう、pre-loved.
貴方ナシで着こなせる。
私の女咲[ざか]りは。
出典: 出典: BRAND/作詞:奏音69 作曲:奏音69
長く付き合ってい彼氏と運命を感じ、結婚を意識していた主人公。
しかし元恋人に頼らず、自分の魅力は自分で作り出そうという決意が感じられます。