UVERworld
滋賀県出身の6人組ロックバンド。
ほぼすべての楽曲の作詞・作曲をボーカルのTAKUYA∞が手がけています。
彼らは常に現状をうわまわる挑戦を続けており、5thアルバム『LAST』は次へ進むためのこれまでにないクリエイティビティを発揮するために、あえて『LAST』と名付けて制作されました。
5thアルバム『LAST』
最高の一枚を目指して制作されたこのアルバム。
"LAST"に込められた意味は最後という意味ではなく、仮タイトルは『破壊と創造』でした。
当時の自分たちをすべて出しきり、さらに飛躍するために心をこめて作られたこのアルバムは彼らの前進し続ける強さと関係があるのかもしれません。
この作品には13thシングル「GO-ON」や14thシングル「哀しみはきっと」、15thシングル「CHANGE」などシングルも多数収録されています。
「ハイ!問題作」を聴く
YouTubeで「ハイ!問題作」をcheck!
「ハイ!問題作」とタイトルでこの曲が問題作であると示されているようにこの曲はUVERworldの曲のなかでも変わった曲です。
TAKUYA∞という人は凄く格好良い曲と歌詞を作る人ですが「人に聴かせられないようなダサイ曲を創る」のが趣味でもあるそうです。
ロックスターとしての自分のイメージとは違う本来の自分という部分もしっかり持っている人物なのでしょうね。
ではこの曲の何が変わっていて問題作なのか? 歌詞をみていきましょう。
「ハイ!問題作」の歌詞を読む
ラフに行こう
一回休みくらいみたいに
わかりやすく言や適当だ
いいじゃんか
たまに適当な歌があっても
期待して聞くんじゃねぇぞ
出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2308884
まず冒頭からこの歌は適当だと歌っています。
いつも真剣な彼らが一回休みみたいな気持ちで作ったと宣言をしています。
ここにアーティストとしての自分を少し休ませて、気分を楽にして楽しんで作詞・作曲をしているTAKUYA∞がいると思います。
だから"ラフに行こう"という感じなんでしょうね。
二度と戻れぬとしても
遊びに行くぜ
その流れで地元に帰ったとき
たまたま 通学路だったその道で
メンバーに遭遇して大爆笑
出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2308884
歌詞の内容も休みの日に地元へ帰った時のことが歌われています。
この歌の歌詞は実話だそうですから、彼らがバンドをやっていなくても昔からの友だちで、だからこそ休みの日にまで会ってしまうこのエピソードに彼らの仲の良さを感じます。
なんだかんだして
世話になった人と待ち合わせ
「大きくなったね」と一言
あんた俺のガキのころ見たことねぇだろ?
「ホントよかったね ずっと応援してんだよ
あの曲が好き “はかないえいきゅうの…なんとか”」
ホントは俺のこと好きじゃねぇだろ?
出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2308884
有名になって地元へ帰った時の話が歌われているこの歌。
なんとなく有名になっても地元の人たちが変わらずにそのまま生活していて、TAKUYA∞自身もその地元モードで曲を作っていることがわかります。
アーティストとして表現してきた部分を少しお休みして、かつて自分が生きていた世界について語るように歌われています。
格好良いばかりじゃない世界のことを表現しておく必要があったのかもしれません。
車ん中で猫と住んでて
パチンコ超強くて
仕事3日以上もったことなくて
そのくせオシャレだけど
昔っからなんにも変わらない
無茶苦茶な連れ
でも やっぱりお前のことは好きだわ
出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2308884
TAKUYA∞自身も音楽で食べていくと決意して高校へは進学していません。
でも中学を卒業してからデビューするまで、どういう苦しみの中で生活していたかは感じとれる気がします。
友達が無茶苦茶だったとしても、その無茶苦茶さはきっとTAKUYA∞にとって昔から変わらないという言葉で受け止められることなのだと思います。
土曜の商店街
まさかあの店もつぶれたの?
「東京に出てったお前に 勝手なこと言わせないぞ」と
思い思いの夢を追い
地元を離れてく
仲間の帰る場所を作るために残ったんだ
出典: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=2308884