アニメの底力
アニオタ文化は非常に力強いものがあります。このアニメの舞台となった小諸市では2012年8月に聖地巡礼者をおもてなしするイベント「あの夏で待ってる感謝祭@小諸」を開催。
市が開催するだけあって、規模も大きかった!作品中に登場した「しなの鉄道115系S2編成」を「あの夏」仕様に。まるごとラッピングを施して、1年間運行されました。
ちなみにしなの鉄道が広告以外で独自にイラストを車両に入れるのはこれが史上初だったとか。すごいシビリアンパワーですな。
やなぎなぎのコメントも
歌詞を書くにあたって、思い浮かべていたのがきらきらとした景色なのですが、それは夏の夕立のあとの雫であったり、海の遠くの方の太陽の光の反射であったり。。。様々なものを含んでいます。
そのイメージを、ガラスに例えています。
アニメのキーアイテムであるカメラのレンズもガラスなので、こちらにもちょっと絡めてみたり...
出典: https://ameblo.jp/nagi-leonis/entry-11180717956.html
気になる歌詞をチェック
探していた 好きになる理由を
もっともらしい言葉だとか
気づいたとき 糸は縺れ合って
固結びがひどくなってた
躊躇わないで言えたのなら
君はもう泣かないの
雲の形 突き抜ける想いの衝動描く
漂う真夏の香りに 何度も思い出してる
誰か触れた軌跡だけ
夕立のように ぽつりと色が染みだしていた
出典: https://twitter.com/big_panel_red/status/757909111484788737
レンズ越しに眺めてた世界は
他人事のように映り
失くしていた気持ちを知った時
僕らの時間 動き出した
秤にかける恋の質量
どうしたって釣り合わない
空の形焼き付ける
銀の向こうまで
日差しの眩しさ 温度も 残らず全部欲しい
誰か歩いた道にだけ 続いてく光
硝子に反射して降り注ぐ
出典: https://twitter.com/ica/status/636872694902853632
答えを出したその先に
どんな未来が続いても
好きだと言いたい
君に好きと言いたい
確かにあった あの夏を
幼い記憶を
閉じ込め 遠く 海へと飛ばそう
出典: http://www.kasi-time.com/item-59641.html
気になる歌詞の意味
アニメの世界観ピッタリの、きらきらしているけれど、壊れやすい若者の恋を歌っています。
夢なのかうつつなのかそれこそはっきりと分からないのだけれど、確かに思い人に触れた記憶が残っている、それも感触として残っているのです。
こんなにも相手を恋しく思っていたのに、その思いを伝えられないまま別れてしまったのでしょうか。何とも切ない気持ちがただ淡々と語られていくのです。
とにかくこの楽曲には壊れやすく美しい言葉がてんこ盛りされています。「好きだ」とはっきり言えない人の気持ちをしっかりと歌い込んでくれている、そんな楽曲です。