Chicken or Beef?
勝ち気な情婦 クリムゾンレッドのLipsとcheck in

出典: ヒプノシスマイク –Division Battle Anthem- +/作詞:invisible manners(平山大介,福山整) 作曲: invisible manners(平山大介,福山整)

このラップへのアンサーとして捉えることができるでしょう。

無花果と天谷奴はどんな関係なのか気になるところです。

男性優位の社会を変えた無花果たちは支持を固めるために数々の戦略をたててきたのでしょう。

その罠に男性たちが見事にはまり、中王区の支持率は上がる一方であることが窺えます。

さらにラップバトルで挑んでくる他のディビジョンの男性たちを返り討ちにしてきたのでしょう。

中王区がトップで居続けているのは、誰にも変えられない運命なのです。

そのことを反発する男性陣に知らしめていると読み取れるでしょう。

言葉に宿す強さ

shut up,shut up そんなんじゃだめ
生ぬるい借り物の言葉じゃトベないでしょ
碧棺に葬る身内にもR.I.P
また連勝!半端モンは結構(get out)
手が出るようじゃ劣等(get out)
わたしが合歓 これがマスターピース
強さは言霊に宿すのよAll right

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

ここからは碧棺合歓のパートです。

合歓はヨコハマディビジョンの1番手碧棺左馬刻の妹でもあります。

ラップバトルは言葉を駆使して行われるものです。

そのバトルにおいて、どこかから借りてきたような言葉では響くラップは生み出せません。

借り物の言葉ではなく、自分の言葉をぶつけろと挑発しているようにも感じられます。

「R.I.P」はスラングで「Rest In Peace」という言葉です。

「ご冥福をお祈りします」というニュアンスのある言葉であり、かなり挑発的に感じられるでしょう。

ここには合歓の父親が暴力的な父親だったことなどが関係していると推察できます。

合歓の両親はすでに亡くなっており、父親への皮肉ともとれるでしょう。

また、兄の左馬刻はヤクザであり、暴力で闘ってきた側の人間です。

喧嘩っ早い兄への反感の表れとして読み取れます。

その父や兄とは違い、合歓自身は中王区の一員としてラップで連勝を重ねてきたのでしょう。

言葉に思いをのせ、心の強さを武器にしてきたことへの自負が読み取れます。

革命を確固たるものへ

右へ左へさぁ堂々進め
我々がルール 革命の章
最後に笑うのは乙女

西へ東へさぁ頂上目指せ
我々がルール 革命の章
もっと試したい己

We are 中王区
マイク片手にわからす忠告
We are 中王区
check it out…5,4,3,2,1 Bang!

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

中王区をつくり出し、言の葉党として支配している3人は革命成功の象徴でもあります。

革命を成し遂げた今、彼女たちがルールであり、男性がどれだけ反発しようと今は従うしかありません。

それでもまだ完全に目標を達成したわけではないのでしょう。

自分たちの支配をさらに広げ、革命を完全なものにしようと奔走し続けています。

男性優位の社会を変え、女性中心の世界を完成させるには、まだ道半ばなのです。

しかし彼女たちは自分たちの志をいずれ遂げることを確信しているようにも感じられます。

どれだけ男性が対抗しようと、最後に笑うのは自分たちだ、という自信が読み取れるでしょう。

刃向かう存在を蹴散らして

寝ぼけたラップには負けない

hear my 示すのよ1verse
限界だ、蔓延るbogus
あげてくレイヤー クソ平坦な展開の
現在に目眩 起きろやwake up

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

2番に入ってからも挑発的な言葉が続きます。

どんどんとラップを浴びせかけ、サビに入るまでもなく相手を圧倒しているようです。

中王区に挑んでくる男性は数多くいても、拮抗できる存在は限られているのでしょう。

刃向かってくる男性陣の中には上辺だけの偽りの言葉を並べたてる人もいるのかもしれません。

面白みのない展開に、心底呆れているのでしょう。

寝ぼけたことをするなと挑発していると読み取れます。

女性が圧倒する世界をつくる

hands up! hands up!
今から即お見舞いする連射
ほら今日から定番で鉄板
とりまとめるビート上からオールディビジョン

出典: Femme Fatale/作詞:Reol 作曲:Reol,Giga

ラップバトルでは言葉に詰まってしまった方が負けてしまいます。

矢継ぎ早にリリックを紡ぎ、相手を圧倒していっている様子が想像できるでしょう。

中王区の女性陣がラップで相手を圧倒するのは、今では当たり前のこととなっているようです。

すでに女性が男性を圧倒する力関係が構築されている状態であると読み取れます。

ヒプノシスマイクには6つのディビジョンがあり、中王区はそれらをまとめる立場にあるのです。

磨き続けた技術への自信

仕留めるターゲットは