【Hey yo…/WANIMA】○○を想って書いた歌詞とは？！初心者にもおすすめなコードを紹介☆

「Hey yo…」はWANIMAの1stフルアルバム『Are You Coming?』に収録されています。

WANIMAの楽曲の中でもかなりエモーショナルなバラードです。

アップテンポで元気が出る楽曲もいいですが、しっとり心に響くバラードも素敵ですよ！！

WANIMAといえば、歌詞には英語を使わず、ほとんどが日本語詞のものばかりです。

英語詞の楽曲って洋楽みたいでカッコいいのですが、聴いただけではなかなか歌詞の意味まではわかりません。(あ、もちろん英語が得意な方は別ですよ！！)

それに比べて日本語だとやはり聴きなれた言葉ですし、WANIMAの場合は歌詞まで聴き取りやすい歌声なので、歌を通して想いが伝わってきます。

言いたいことはシンプルに言った方が相手には一番伝わりやすいです。

WANIMAの楽曲はそれに似ているような気がします。

楽曲「Hey yo…」で伝えたいこと……それはある出来事についての想いや願いだったりします。

強い気持ちを感じる歌詞とともに意味を紐解いていきます。

「Hey yo…」は震災についての想いを歌詞にした楽曲です。

2011年3月11日、東日本大震災。この日をきっかけにたくさんの人の人生が大きく変わっていきました。

忘れたい出来事だからこそいつまでも忘れずにいたい……という気持ちが歌詞に込められています。

向き合うのが怖い現実とあえて真正面から向き合っていく強さがあります。

伝えたい想いは、相手がいるからこそ伝わります。どんなにシンプルに言葉にしようとも、相手の耳に届かなければ伝わりません。

想いをぶつけられる人がいるということは当たり前ではなく、とても幸せなことなんですよね。

そして2016年4月、WANIMAの故郷である熊本で地震が起こりました。

「Hey yo…」が世の中に発信されたのはアルバムが発売された2015年11月なのですが、この楽曲は熊本地震への想いにも共通していると思います。

震災だけでなく、心にずっと残しておきたい想いは人それぞれにあります。

そんな気持ちが溢れる歌詞をご紹介していきます。

タイトルにもなっている“Hey yo…”は“おーい”や“ねぇ”という呼びかけのようなものです。

でも、どんなに呼びかけても相手には届きません。

この歌詞は、もう二度と会うことができない人に宛てたメッセージになっています。

当たり前のようにそばにいてくれる人やいつでも会える人には、伝えたいことも明日言えばいいや！とついつい先延ばしにしてしまいます。

でも、明日自分が生きている、または相手が生きているという保証はありません。

相手に届くうちに伝えたい言葉を全部言いたいですね。

しばらく会えていない友人に久しぶりに会えたのが夢の中というのが切ない歌詞です。

伝わるうちに伝えることと一緒で、会いたい人には会えるうちに会いに行ってください。

故郷を離れて暮らしていたりすると、家族や地元の友達とはなかなか会えません。

学校や仕事が忙しくてゆっくり会えないのかもしれませんが、もし大切な人と二度と会えなくなると言われたらどうしますか？？

なんとしてでも会いに行きますよね！！失ってからの後悔の方がはるかに辛いです。

当たり前が当たり前じゃなくなるとき、やっぱり願ってしまうのは“今、目の前で起きたのは夢だったらいいのにな”ということ。

目を開けたら、いつもの生活がまたはじまってくれればいいなという願いだったりします。

幸せなときは自分が幸せだとあまり気づけません。幸せのありがたみを感じるのは、失ってからなんです。

現実を受け止めるには時間がかかるかもしれないけれど、残された人たちができることは“忘れないこと”です。

その人が生きていたこと、そして一緒に過ごした時間はずっと変わりません。

自分自身が動き出せば、もちろん見える景色も変わってきます。

でもそれは、風景そのものが変わるわけではなく自分の気持ちが変わるから！！

子供の頃に見た景色と同じものを大人になってから見ると、すこし違って見えたことってありますよね。

もう会えなくなってしまった現実を踏まえた上で、自分がこれからすべきことを考えるのは簡単ではないです。

もしかしたら時間はかかるかもしれないけれど、ゆっくり歩き出していけばいいのだと思います。