タイトルを表現した映像

高層ビル群と富士山という奇抜な景色をバックに演奏するメンバー

傍らには和風の内装にミラーボールが吊るされた、即席ダンスフロアを思わせるテントも置かれています。

途中、ディスコをイメージした派手な服装に、時代劇に出てくるような日本髪というファッションの女性も登場。

至る所で和と洋がごちゃ混ぜになっており「フジヤマディスコ」というタイトルを体現しています。

「てっぺんを目指す!」強い想いが込められた歌詞を解釈

ここからは「フジヤマディスコ」の歌詞を一部解釈していきましょう。

「てっぺんを目指す」という強い意志が込められたこの曲では、一体どんな歌詞が展開されるのでしょうか。

バンドの意志表明がされた楽曲とは言っても、きっと聴く人も背中を押されるような共感する部分があるはずです!

わかっていても踏み出せない心理

他の誰かと同じじゃ
気が済まないのに
誰かと違うと心細い
そんな呪縛を解いて

出典: フジヤマディスコ/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

頭一つ抜け出すためには、人と同じことをしていてはいけません。

しかし人と違うことをしていると、周りからの目や、自分は本当に正しいのかという気持ちから不安に襲われることがあります。

だからこのままじゃいけないとわかっていても踏み出せない人が多く居るのでしょう。

これは事を成そうとする人なら誰しも陥るであろう心理ですね。

成長に終わりはない

堪えず溢れ出る欲求
人生はまだまだ迷宮
近道なんてどこにもない

張り巡るこの感情
どんどん乱れる情緒
苦しくて不治の病みたい

出典: フジヤマディスコ/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

この部分で歌われているのは「こうなりたい」という欲求のままに突き進めど、人生は何が起こるかわからないということ。

目標へ向かう近道なんていうものはなくて、全てはやってみないとわからないことです。

そうやってやりたいことと、思うように運ばない人生の間で揺れ動く感情。

その感情には終着点がなく、まるで「不治の病」のようだと表現されています。

生きている限り成長に終わりはないということを感じさせられますね。

這い上がれ
駆け上がれ
もっと高いところまで

出典: フジヤマディスコ/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

そしてバンドの心意気を表したような部分がここ。

シンプルにストレートに、自分たちを鼓舞する言葉が並べられています。

誰も辿り着けていない場所へ

誰もまだ 見たことない景色を
誰もまだ 踏み込んでいない場所を
この手で この目で 自分で 確かめたい

誰もまだ 見たことない景色を
誰もまだ 踏み込んでいない場所を
掴んで 輝く
あの富士の山のように
FUJIYAMA DISCO

出典: フジヤマディスコ/作詞:すぅ 作曲:クボナオキ

人と違うことをやってこそ、誰も辿り着いていない場所へと行くことが出来ます。

日本一を謳う富士山のように日本一のガールズバンドになって、その先へと進もうとする彼女たちの意志が描かれていますね。

本人たちも自覚があるのですが、デビュー当初からビッグマウスを貫いてきたサイサイ。

それも口だけではなく、次々に有言実行がされています。

強く見える彼女たちですが、やはり様々な葛藤があったこともこの曲から垣間見えますね。

そして今も彼女たちは闘っている真っ只中。

示される決意に、聴く人も勇気づけられるのではないでしょうか。

まとめ